ANAやJALの株主優待券に特別措置が実施されます!!

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マイレージ

期限を迎えた株主優待券

日頃飛行機に乗る機会の比較的多い人であれば、きっと利用する機会が多いものの1つがANAやJALの株主優待券です。
JALでは正確には株主割引券という名称になります。
株主優待券を持っていれば国内路線の航空運賃が標準運賃の半額になり、搭乗直前でも変更が可能ということで高い人気があります。
ANAやJALの株主になればもちろん株主優待券が貰えるのですが、実際には金券ショップなどでも容易に入手することができます。
ところがこの株主優待券の多くが、新型コロナの影響が残る2020年5月31日に有効期限を迎えてしまう事態になりました。
有効期限を超えると株主優待券はただの紙切れになってしまうルールになっています。
かといって、何とかしたくても何とかできるような状況でもありません。
でもちょっと待ってください‼‼というのが今回の話です。

有効期間は1年

ANAもJALも株主優待券の有効期間は発行された時から約1年間です。
株主優待券は毎年5月末頃と11月末頃に、100株以上の株を保有する株主の手元に郵送で届きます。
5月送付分については6月1日から翌年の5月31日まで、11月送付分については12月1日から翌年の11月31日までが有効期限となっています。
この内、2019年5月に送付された株主優待券が、2020年5月31日に有効期限を迎えてしまいました。
但し5月31日時点では非常事態宣言が全国で解除されたとはいっても、まだまだ都道府県外への不要不急の移動は自粛を要請されている状況にありました。
正直、国内でもおいそれと旅行などに行けるような情勢ではなかったわけです。
6月12日現在でも首都圏と北海道では都道府県外への移動自粛要請は解除されていません。
こうした中で、株主優待券を保有している人は、ただただ優待券が有効期限を迎えるのを指を加えて見ているしかなかったのです。

ANAの特別対応

ところがANAやJALはこうした事態に対して株主優待券の特別措置を発表しました。
ANAは「新型コロナウイルスの感染拡大に伴う株主優待割引の特別対応について」という発表を出しています。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、全国を対象に緊急事態宣言が出されたことを受け、ANAでは株主優待特典についての特別対応を行うとのことです。
これによると、ANAでは2020年5月31日までが有効期限となっている株主優待券(株主優待番号)については有効期間が2020年11月30日までに約半年延長されます。
ここまで延長されれば搭乗のチャンスも拡がりそうですよね。

JALも特別対応です

JAL(日本航空)の方でもANAと同様の特別対応が発表されています。
JALでも2020年5月31日までが有効期限となっている株主割引(株主優待券)について、有効期間が2020年11月30日までに延長されるとのことです。
JALの公式サイトから期間延長のアナウンスを見つけるのは難しいですが、日本航空の企業サイトから「IR情報」を開くと容易に見つけることができます。

事前に買い込むツワ者も!?

これらのANAやJALの措置によって株主優待券は6月以降も引き続き有効ということになりました。
新型コロナ問題が収まってきてから安心して使えばよいという話になったのです。
実はこうなることを見越して、有効期限を迎える株主優待券を金券ショップで纏めて買い込むという「ツワ者」も現れていました。
ANAもJALもとても厳しい経営状況の中での特別対応なのでさすがに心情的にはどうかとも思いますが、そうした人たちに先を見据える目があったことは認めざるを得ません。
ただ金券ショップでの優待券の価格相場が思ったほどには暴落していなかったことは救いといえるかも知れません。

マイルも延長されています

これに先立つ形でANAやJALでは有効期限を迎えるマイル(マイレージ)の期限延長も既に発表しています。
マイルだけでは無く、ANA SkyコインJAL eポイントについても期限を実質的に延長する措置が取られています。
ANAとJALでマイルの対応には細かい点でやや違いがあるのでこちらの記事を参考にしてください。

まとめ

航空会社はどの会社も新型コロナ問題のために本当に厳しい経営状況に直面しています。
そうした中でも各航空会社は、株主や利用者への信頼を維持するべく最大限その権利を保護してくれています。
ユーザーの側から見るとANAやJALの株主優待券やマイルなどの権利は、こんな緊急事態でもしっかり守られるのだと今後も安心して持つことができますね。
新型コロナ問題が落ち着いてきたら、株主優待券やマイルを積極的に利用して飛行機を存分に楽しみたいですね。
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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