ANAのキャンペーン
ANAでは2020年2月~3月搭乗分のANA国際線特典航空券について、インターネット限定で減額マイルキャンペーンを実施しています。
ANAの全路線が対象ではないのが残念ですが、条件さえ合えば本当にお得に特典航空券を獲得する事ができます。
その中でも特にビジネスクラスに必要なマイルが減額になる点は本当に利用価値が高く、例えばソウル迄ならレギュラーシーズンながら往復25,500マイルでビジネスクラス特典航空券に交換できてしまいます。
各航空会社でこうしたキャンペーンは度々実施していますので、今回は日程が合わないと言う方も、是非ANAのキャンペーンの仕組みを覚えて次回以降にお役立て下さい。
※記事の内容には正確な情報を掲載するよう努めていますが、本サイトでは責任を負いません。
公式サイトなどで最新の正確な情報を確認し、自身の判断、自己責任にて活用をお願いします。
概要
今回のANAのキャンペーンは「インターネット限定 2020年2月-3月搭乗分 ANA国際線 特典航空券 減額マイルキャンベーン」と言う名称になります。
期間中の対象便について、対象となる搭乗期間のANA国際特典航空券に、通常より少ないマイル数で交換する事ができます。
メリット(何がすごいのか)
今回のキャンペーンでは12,000マイルから往復特典航空券に交換する事ができます。
それ自体が魅力的ではありますが、12000マイルの対象となる東京ーソウル間は閑散期(ロー・シーズン)であれば同じ12,000マイルで交換できるエリアではあります。
ところがアジアの他の地域については対象期間がレギュラーシーズンであるにも 関わらず必要なマイル数がロー・シーズンのマイル数よりも低く設定されています。
北米や欧州の場合は対象期間が一部ロー・シーズンに該当しますが、ロー・シーズン向の必要マイル数から更に引かれたマイル数が設定されています。
その為、大変にお得な設定になっていると言えます。
ビジネスクラスが更にお得
更に狙い目と言えるのがビジネスクラスです。
正直、レギュラーシーズンのビジネスクラスが東京ーソウルで25,500マイル、マニラ(フィリピン)が34,000マイル、デリー(インド)やジャカルタ(インドネシア)でも51,000マイルで交換できると言うのは破格の条件と言えます。
ビジネスクラスで旅行をする大きなチャンスと言えます。
今回のキャンペーンではエコノミー・クラスとビジネス・クラスの混在利用も可能です。
因みに欧米についても
●アメリカ 67,500マイル(2月)/72,500マイル(3月15日迄)
●ブリュッセル 72,000マイル(2月)/76,500マイル(3月15日迄)
となっており、マイル利用を検討している方にとっては魅力的な案件が出ています。
予約・発券受付期間
今回のキャンペーンの予約・発券受付期間は2020年1月9日14時~2020年1月31日23時59分 となります。
受付期間内に全予約が確定し、発券まで完了したものがキャンペーンの対象となります。
期間内に予約しても発券が期間外になってしまうとキャンペーンに流用されないので注意しましょう。
発券と言っても空港や旅行会社のカウンターに言って発券して貰う訳では無く、インターネット上でeチケットを表示できれば大丈夫です。
尚予約時に希望の便が埋まっていて空席待ち予約をした場合で、キャンペーンの受付期間を過ぎてから正式予約ができた場合には通常のマイルとなってしまいます。
対象路線
今回のキャンペーンは成田、羽田、関西国際空港発着の対象路線のエコノミークラスと ビジネスクラスの席が対象になります。
但し日本国内線の乗り継ぎがある旅程でもキャンペーンの対象になりますので他の地域の方でも利用する事ができます。
対象の路線と搭乗期間は
成田発着便
(北米)
●ロサンゼルス、サンフランシスコ、サンノゼ、ワシントンD.C.
●2020年2月1日~2020年3月15日搭乗
(欧州)
●ブリュッセル
●2020年2月1日~2020年3月15日搭乗
(アジア)
●ジャカルタ、ヤンゴン、ムンバイ、デリー、プノンペン、マニラ
●2020年2月1日~2020年3月15日搭乗
(中国)
●大連、瀋陽、青島、杭州
●2020年2月9日~2020年3月15日搭乗
羽田発着
(北米)
●シカゴ
●2020年2月1日~2020年3月15日搭乗
(アジア)
●ソウル、マニラ、ジャカルタ
●2020年2月1日~2020年3月15日搭乗
関西発着
(中国)
●大連、青島、杭州
●2020年2月9日~2020年3月15日搭乗
となっています。
中国路線のみ春節(旧正月)を外して2月9日からとなっています。
必要マイル数
さて一番知りたいのは特典航空券への交換に必要なマイル数ですよね。
行き先別の通常マイルとキャンペーン適用マイルは以下の通りです。
北米
エコノミー | ビジネス | ||||
行き先 | シーズン | 通常マイル | キャンペーン | 通常マイル | キャンペーン |
ロサンゼルス | ロー | 40,000 | 36,000 | 75,000 | 67,500 |
レギュラー | 50,000 | 40,000 | 85,000 | 72250 | |
サンノゼ | ロー | 40,000 | 36,000 | 75,000 | 67,500 |
レギュラー | 50,000 | 40,000 | 85,000 | 72250 | |
ワシントンD.C. | ロー | 40,000 | 36,000 | 75,000 | 67,500 |
レギュラー | 50,000 | 40,000 | 85,000 | 72250 | |
シカゴ | ロー | 40,000 | 36,000 | 75,000 | 67,500 |
レギュラー | 50,000 | 40,000 | 85,000 | 72250 | |
サンフランシスコ | ロー | 40,000 | 36,000 | ||
レギュラー | 50,000 | 40,000 |
欧州
エコノミー | ビジネス | ||||
行き先 | シーズン | 通常マイル | キャンペーン | 通常マイル | キャンペーン |
ブリュッセル | ロー | 45,000 | 40,500 | 80,000 | 72,000 |
レギュラー | 55,000 | 44,000 | 90,000 | 76,500 |
アジア
エコノミー | ビジネス | ||||
行き先 | シーズン | 通常マイル | キャンペーン | 通常マイル | キャンペーン |
ジャカルタ | レギュラー | 35,000 | 28,000 | 60,000 | 51,000 |
ムンバイ | レギュラー | 35,000 | 28,000 | 60,000 | 51,000 |
ヤンゴン | レギュラー | 35,000 | 28,000 | 60,000 | 51,000 |
デリー | レギュラー | 35,000 | 28,000 | 60,000 | 51,000 |
プノンペン | レギュラー | 35,000 | 28,000 | 60,000 | 51,000 |
東アジア
エコノミー | ビジネス | ||||
レギュラー | 通常マイル | キャンペーン | 通常マイル | キャンペーン | |
ソウル | レギュラー | 15,000 | 12,000 | 30,000 | 25,500 |
マニラ | レギュラー | 20,000 | 16,000 | 40,000 | 34,000 |
中国
エコノミー | ビジネス | ||||
通常マイル | キャンペーン | 通常マイル | キャンペーン | ||
大連 | レギュラー | 20,000 | 16,000 | 40,000 | 34,000 |
青島 | レギュラー | 20,000 | 16,000 | 40,000 | 34,000 |
瀋陽 | レギュラー | 20,000 | 16,000 | 40,000 | 34,000 |
杭州 | レギュラー | 20,000 | 16,000 | 40,000 | 34,000 |
但し通常の特典航空券と同様、利用できる席数には限りがあります。
また特典航空券には空港使用料・燃油特別付加運賃や税金などが別途掛かります。
今回のキャンペーンではエコノミークラスとビジネスクラスの混在利用が可能です。
ソウル往復で検証
特典航空券を利用する事にどれくらいのメリットがあるのか漠然としかイメージを掴めない方も多いと思います。
特典航空券のメリットとしては比較的条件の悪い東京(羽田、成田)-ソウルの事例で検証してみます。
2月7日(金)~9日(日)の東京-ソウル往復と言う行程で考えます。
ANAの公式ホームページ(2020.1.9.時点)で調べると東京ーソウルの往復航空券の最安値は
●45,420円(航空券38,000円+税金・諸経費7420円)
となっていました。
この内航空券代に相当する38,000円分を12,000マイルで交換できるので1マイル当たりの価値は3.17円と言う事になります。
一般的にはANAやJALのマイルは1マイル=2円と言われています。
クレジットカードのポイントプログラムは航空会社のマイルに交換できるものが多いですが、その場合も大半が2円相当のポイント=1マイルのレートで交換されています。
1マイルが2円の価値とされている所を3.17円で使う事ができる事になります。
実に158.5%の価値に上がる訳です。
東京-ソウル
料金 | 通常マイル | キャンペーン | |
航空券 | 38000円 | 15000マイル | 12000マイル |
税金諸経費 | 7,420円 | 7,420円 | 7,420円 |
マイル価値 | 2.53円 | 2.53円 |
ビジネスクラスの検証
ビジネスクラスになると更にメリットが麺著になります。
同じ条件で東京ーソウル間のビジネスクラスの最安値を見ると
●101,920円(航空券 194,500+税金・諸経費7,420円)
でした。
この内航空券代に相当する94,500円分を25,500マイルで交換できるので1マイル 当たりの価値は3.7円と言う事になります。
マイルの価値が185%にまで上昇する計算になります。
東京-ソウル
料金 | 通常マイル | キャンペーン | |
航空券 | 94, 500円 | 30,00マイル | 25, 500マイル |
税金諸経費 | 7,420円 | 7,420円 | 7,420円 |
マイル価値 | 3.15円 | 3.70円 |
搭乗者
今回のキャンペーンの対象者はANAマイレージクラブ(AMC)会員とその二親等以内の家族になります。
応募するにはマイルが必要なので当然ANAマイレージクラブ会員と言う事になりますが、一緒に搭乗する人がいる時には同乗者登録が必要になります。
ANAの公式サイトで簡単に登録できる上、登録して置くと次回以降の搭乗でも利用できるので事前に登録しておきましょう。
登録しておけば家族のそれぞれのマイルを合算して使う事もできます。
まとめ
この様に航空会社のキャンペーンには非常にお得に搭乗できるものが少なくありません。
一般的な海外旅行であれば、何か月も前から日程を調整して行き先も吟味して予約を取ると言う流れになる事が多いと思います。
けれど本サイト100,000マイル倶楽部の様に日頃からマイルを貯めて、また個人でも海外旅行に行けるノウハウを持っておけば、そうしたとっておきの旅行とは別ものとして気軽に海外旅行に行ってしまうなんて事ができてしまいます。
マイルを貯めながら、是非こうしたキャンペーンも時々チェックして下さいね。
今日も最後までお読み頂きありがとうございました。
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