ANA Skyコインとは?!マイルも貯まり燃料サーチャージにも払える電子マネーを解説

スポンサーリンク
マイレージ

(2023.08.14.改訂)

ANA Skyコイン

ANA SkyコインはANAの国内線・国際線航空券やANAグループの旅行商品などに1コイン= 1円として利用できる独自の電子マネーです。
ANAマイルは貯めていてもANA Skyコインは知らないという方や余り重視していないという方も多いですが、繁忙期の航空券にも使えたり、小額からでも利用できたり、燃料サーチャージの支払いに当てられたりとマイルとはまた違った魅力がたくさんあります。
ANA SkyコインはANAマイルからの交換で獲得できる他、ANAや提携会社の実施するさまざまなキャンペーンなどによって獲得することができます。

ANA Skyコインは何に使えるの⁉

ANA Skyコインは1コイン=1円相当として10コインからANAグループの航空券や旅行商品などの支払いに使うことができます。
またANA Skyコインの利用はコインを保有するANAマイレージクラブ会員本人のみが可能です。
ただ自分が取った家族の航空券の代金を併せて支払うといった事は普通にできますので余り心配はいりません。

■ANAの国内線航空券
■ANAの国際線航空券

■燃料サーチャージ
■ANA Sky Web Tourで販売する国内旅行商品
■ANA Sky Web Tourで販売する国外旅行商品

ANAの国内線航空券

ANAウェブサイトで発券が可能なANA国内線路線の航空券の支払いにANA Skyコインを10円単位で使うことができます。
個人向けの運賃が対象で団体運賃、ペット料金、ビジネスきっぷ、いっしょにマイル割には使うことができません。
ANA便名のコードシェア便の国内航空券も対象になります(AIRDO、IBEXエアラインズ、ソラシドエア、スターフライヤー、オリエンタルエアブリッジ、日本エアコミューター、天草エアライン)。
ANA Skyコインで購入した場合でも現金購入と同様にマイルが貯まります。

ANAの国際線航空券

ANAのウェブサイト(日本サイト)で発券が可能なANA便名のみの旅程の国際航空券の運賃と諸費用の支払いにSktコインを利用することができます。
旅程の中にANA便では無い路線が含まれている場合には利用できません。

燃料サーチャージ

諸費用の中に含まれるのですが、国際航空券の購入の際に発生する燃料サーチャージの支払いにもSkyコインを充当することができます。
何気に大きなメリットと言えます。
但しマイルで特典航空券を予約する際に発生する燃料サーチャージの支払いには使うことができません。

ANA ウェブサイトで販売する国内旅行商品

ANAウェブサイトで販売する国内旅行商品の支払いにSkyコインを利用することができます。
航空券と現地のホテルだけを手配するANAトラベラーズ ダイナミックパッケージでも使えるので利用範囲はかなり広いです。
但しANAトラベラーズ ホテル、ANAトラベラーズ レンタカー、遊び/体験、ANAトラベラーズ ゴルフなどは対象外となっています

ANAウェブサイトで販売する国外旅行商品

ANAウェブサイトで販売する国内旅行商品(ANAトラベラーズ パッケージツアー、ANAトラベラーズ ダイナミックパッケージ)の支払いにSkyコインを利用することができます。
但しホテル、レンタカー、オプションは対象外となっています。

ANA Skyコインの有効期限


ANA Skyコインの有効期間は1年です。正確にはコインを獲得した月から12ヶ月目の月末が有効期限になります。
2023年8月1日にコインを獲得したら2024年8月の末日が有効期限になります。
但し各種キャンペーンの特典やプレゼントとして獲得したANA Skyコインについては有効期限が異なる場合があるので注意が必要です。
有効期限を過ぎるとコインは失効してしまいます。
ANAマイルの有効期限が36ヶ月ですから,かなり有効期限が短い印象です。

ANAマイルの抱えていた問題

ところでANAのマイルがあるのに、なぜANA Skyコイン(電子マネー)が必要だったでしょうか。
元々ANA Skyコインはマイルがなかなか貯まらない小額マイル保有者向けのサービスとして整備されたという側面があります。
以前のANAのマイルは、特典航空券への交換は往復航空券のみで、提携サービスへの交換も最低10,000マイルからと交換のハードルが高い制度でした。
その為に殆どのANAマイレージクラブ会員は自分が獲得したマイルを交換する事ができないまま有効期限を迎えて失効してしまうという状況にありました。
会員側には不満の少なくない制度だったのです。

ANA Skyコインの特性

もっと少ないマイルでも利用できる特典利用先が欲しいという要望に応える形で、ANAは国内線の片道特典航空券を設定し、更に1,000マイル、3,000マイルといった少ないマイル数でも交換できる特典を設けるなど改善を進めました。
そうした流れの中でANA Skyコインのサービスも整備されていった訳です。
ANA Skyコインは1マイルから交換でき10コイン単位で使用できるのでマイル利用のハードルは一気に下がりました。
またANA Skyコインはクレジットカードなど他の支払方法と併用ができるので、例えば航空券を購入する時にANAコインを10コインだけ使って後はカード支払いということができるのです。
保有しているマイルが少なくてもANA Skyコインに換えれば有効に利用する事ができます。
「マイルが貯まらないと何も使い道が無い」という批判は過去のモノとなったのです。

マイルの有効期限を延ばす

一方、ANAマイルがたくさん貯まっている人にとってはANA Skyコインは無用の特典なのでしょうか。決してそうではありません。
ANAマイルとANA Skyコインには異なる特性があり、両者の特性の違いを活用する事でマイルの利用価値を更に大きく拡げられます。
ANA Skyコインの活用例の1つがマイルの有効期限への対応です。
前述したようにANAマイルの有効期限は36ヶ月となっていますが、有効期限切れ間近のマイルをANA Skyコインに交換すると、有効期限はコインへの交換時点から更に12ヶ月となり最大1年先に延ばす事ができます。
Skyコインに交換した時点でマイルでは無くなるので「特典航空券」に交換することはできませんが、ANAの各種サービスへの支払に当てる事ができます。
マイルの価値が目減りするとの考えもありますが、少なくとも失効するのとは大違いです。
しかも実際には必ずしもマイルが目減りするとも言いきれないのです。
ANA Skyコインとマイルとの関係を見てみましょう。

ANAマイルをSkyコインに交換する

ANAマイルは1マイル=1コインの交換レートで1マイルからANA Skyコインに交換することができます。
但し10,000マイル以上のマイルを交換する時には、マイル数やANAマイレージクラブ(AMC)の会員グレード、保有するANAカードの種類によって交換比率が変わります。
条件によって交換レートは1マイル=1コイン〜1.7コインまでと大きな差が付きます。
交換時の会員ステイタスは以下のように区分されます。

①ANAダイヤモンドメンバー、プラチナメンバー、ブロンズメンバー
②ANAスーパーフライヤーズカード、ANAカード・プレミアム、ANAゴールドカード保有者
③ANAカード、ワイドカード(一般カード)保有者、AMCモバイルプラス会員
④ANAマイレージクラブ(一般会員)

交換マイル数と会員ステイタスによる交換レートは以下のようになっています。
尚、一度に交換できるマイルは最大200,000マイルまでとなっています。

1〜9,999マイル1.0倍1.0倍1.0倍1.0倍
10,000マイル1.3倍1.2倍1.2倍1.2倍
20,000マイル1.4倍1.3倍1.3倍1.2倍
30,000マイル1.5倍1.4倍1.4倍1.2倍
40,000マイル1.6倍1.5倍1.5倍1.2倍
50,000マイル1.7倍1.6倍1.5倍1.2倍

ステイタスによる差

ステイタスによる交換レートの差を理解して置くことで、ANAマイルをより効果的に利用する選択肢が拡がります。
前述の一覧表で分かるように、一般の人(ANAマイレージクラブ会員)がマイルをANA Skyコインに交換する場合にはどれだけのマイルを持っていても交換率は最大で1.2倍です。
これに対してブロンズメンバー以上のステイタスの人が5万マイルを交換する時には交換率が1.7倍にまで跳ね上ります。
例えば一般の人が10万マイルを交換すると12万コインであるのに対し、ブロンズメンバー以上の人が交換すると17万コインになります。
その差は実に5万コイン。ちょっとびっくりするくらいの差ですね。
とはいえ、最高レートが適用されるブロンズ以上の上級会員になるのは本当に大変です。
正直な所、ブロンズ会員ですら超えなけれは行けないハードルが高すぎて余り現実的とは言えません。
しかしながらそれに次ぐステイタスを獲得するのはそれほど無茶な話ではありません。
本サイト「100,000マイル倶楽部」が一貫してすすめている様に、マイルを5万マイル、10万マイルと貯める様になったら(実際貯まります)、上位ステイタスを獲得するべきなのです。
上位ステイタスを獲得するだけのメリットがあるからです。

③のステイタスを獲得する

まず一般会員(④)から1つ上のステイタス(③)に上がる方法を考えます。
③の会員ステイタスの条件は「ANAカード、ワイドカード(一般カード)保有者」もしくは「AMCモバイルプラス会員」となっています。
ANAカード(一般カード)は年会費が2,200円以上掛かる有料クレジットカードですが、初年度無料のものも多く、入会時と毎年の更新時にANAマイルが1,000マイルもらえます。
1マイル=2円と考えると実質的な負担は非常に少ないカードですし、特典も幅広いのでカードを作れる方は検討してみてはいかがでしょうか。
ANAカードを保有して③のステイタスとなると1万マイル以上の交換時にレートが優遇されます。
5万マイル以上をコインに交換すると交換レートは1.2倍→1. 5倍に上がります。
比率の差0.3という数字だけを見ると差が無い様に見えますが、5万マイルを交換すると以下のようになります。

・一般会員 60,000コイン(60,000円相当)
・③の会員  75,000コイン(75,000円相当)

その差は15,000円にもなります。
年会費なんて簡単に吹き飛んでしまうくらいの差ですよね。

②のステイタスを獲得する

マイルが貯まってくるようになると③はもちろんですが、②のステイタスも検討する対象になってきます。
のステイタスの条件は以下のいずれかの保有者となっています。

・ANAスーパーフライヤーズカード
・ANAカード・プレミアム
・ANAゴールドカード

この内ANAスーパーフライヤーズカードはプラチナメンバー(年間50, 000マイル搭乗)レベルの実績を残して初めて入れるカードです。
ANAカード・プレミアムだっていわゆる「プラチナカード」と呼ばれるカードなので、おいそれと持てるカードではありません。
ゴールドカードだって以前ほど審査が厳しくないとはいえ高い年会費が掛かるカードです。簡単には持とうとはなりません。
そうした中で様々なメリットを考えると「ANAワイド・ゴールドカード」については充分に検討の対象になり得るカードと言えます。
同カードを保有して②のステイタスを獲得するのは場合によっては金額的にも利点が大きいかも知れません。
ANAワイド・ゴールドカードは年会費が15,400円(税込)掛かるゴールドカードです。同
そもそも簡単に入ろうと思える様な年会費ではありません。
但しANAワイド・ゴールドカードは「リボ払い」と「web明細」の設定をする事で15,400円(税込)の年会費が 10,780円(税込)まで下がります。
マイルをコインに交換する時の②のステイタスと③のステイタスの差は5万マイル以上の時の交換レートにあります。
1.6倍と1.5 倍なのでその差は0. 1しかありませんが、これも毎年10万マイルといった単位のマイルを交換するようになると話が変わってきます。
10万マイルを交換すると0. 1の差は10, 000コイン(10,000円相当)の差になってしまうからです。
本サイト「100,000マイル倶楽部」は本気で毎年10万マイルを貯め続ける前提で話を進めていますので、年会費の殆どをペイできてしまう事になります。
当然、この交換レートの優遇以外にもゴールドカードならではの特典がくっついてきますので、だったら検討する手もありますね、という話になるのです。

マイル戦略が変わります。

このようにANA Skyコインはマイルとはまた違った特性を持った電子マネーです。
またマイルから交換する場合、上級会員向けの最大交換レート(1.7倍)は難しいけれども、1.5倍、1.6倍という交換レートなら十分に狙えます。
実際に1.5倍、1.6倍という交換レートが使えるとなると、マイルの活用方法や戦略も大きく変わってきます。
ANAの特典航空券には、人気の路線や便ほど座席の枠が少なく、予約が取りにくいと言う難点があります。
行きたい路線や便で特典航空券が取れなかった場合でも、その飛行機に空席が有る限りはANA Skyコインなら座席を取る事ができます。
マイルからコインへの交換レートが1. 5倍、1.6倍ともなってくると、マイルを特典航空券に交換する場合と必要なマイル数が接近してくるのです。
路線や時期、搭乗便にもよるので一概には言えないのですが、実質的な必要マイル数が殆ど変らない事もあります。
計算するとコインに変えた方が得なケースさえあるのです。

そうなってくると制約の多い特典航空券では無く、マイルをSkyコインに変えて自由に旅程を組み立ててコインで支払うという積極的な選択だってできるのです。

まとめ

ANA SkyコインはANAマイルの補助的なコインと見られる事が多いですが、マイルに様々な選択肢をもたらしてくれる強力なツールでもあります。
マイルを沢山保有するほど、またステイタスが上位の人ほどコインの利用価値は高まります。
実際、マイルを大量に獲得(保有)しているマイル上級者の方々はANA Skyコインをとても上手に利用されています。
ANAマイルANA Skyコインの特性を上手に使い分けて、自由度の高い特典を手に入れて下さい。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

コメント