ANAマイラーに衝撃!?
2019年、ANAマイラー(特に陸マイラー)達に衝撃が走りました。
ANAマイルを効率良く貯めるソラチカ・ルートの要とも言える、LINEポイントからメトロ・ポイントへの交換が2019年12月27日を持って終了するとアナウンスされたからです。
分からない人は何の事やらと言う話ですが、もう少し我慢して下さいね。
マイル獲得をこのソラチカ・ルートに依存していた人達は大きなショックを受けました。
こうした効率の良いルートの封鎖に対抗する手段はあるのでしょうか。
ソラチカ・カードとは
今回の件で話題になっているのは、東京メトロが発行しているANA ToMeカード(通称ソラチカ・カード)を巡るポイント交換の一部廃止と言うトピックです。
ANA ToMeカードはANAカードでありながら東京メトロのカードでもあると言う事で”空”と”地下”でソラチカカードの愛称で親しまれています。
PASMO機能を使った東京メトロ路線への乗車などで貯まる「メトロ・ポイント」を1P=0.9マイルと言う好条件のレートでANAのマイルに交換できると言う特徴を 持っています。
ソラチカ・ルート
殆どのクレジットカードの航空会社のマイルへの交換率が 1P(1円相当)=0.5マイルかそれ以下となっている中で、ソラチカ・カードの交換レートは突出しています。
そのためこの交換レートを利用すれば、錬金術の用に価値をアップできると言う考えが生まれました。
それがソラチカ・ルートです。
圧倒的にお得
以前はソラチカ・カードのメトロ・ポイントにさまざまなポイントを交換させる事ができました。
クレジットカードなどのポイントを等価でメトロポイントに交換・集約する事ができれば、それを0.9掛でマイルに換える事ができます。
一方で1マイルの価値は使い方次第で1マイルを2円、3円、それ以上にも上げる事ができます。
極端な話、交換できるポイントを買って手に入れたとしても得をする事ができる方法があった訳です。
2018年の改変 ところがこの点については対策が打たれ、2018年3月には多くのポイントサイトから メトロポイントに交換するルートが終了となりました。
直接メトロポイントに集約する方法を使う事ができなくなったのです。
但しこの時点ではLINEポイントからメトロポイントJへ交換するルートは確保されました。
この為一旦LINEポイントに集約した上でメトロ・ポイントに交換すると言うルートが存続した訳です。
LINEポイントからメトロポイントへの交換レートは1P=0.9メトロポイントとなっていた為、等価交換からは目減りする形になりましたが、それでも以前として高率でのマイル交換が可能だったので陸マイラー達は安堵していたのです。
LINEルートの閉鎖
そのルートが2019年12月27日に閉鎖されたのです。
これによってLINEを経由したポイント交換はできなくなり、メトロポイントに集約できる対象が大幅に狭くなったのです。
ソラチカルートは実質的に終わったと言う声も上がっています。
予想されていた改変 今回の制度改変は以前から予想されていた事ではありました。
ANAからすると東京メトロへの配慮からマイルへの交換レートを下げる事は簡単ではないものの、メトロポイントへの流入を防ぐ事を要請する事は十分に考えられたからです
しかもLINEにはヤフーとの統合が持ち上がって、思いきった施策が打ちにくい状況となっています。
まさにルートを閉鎖しやすいタイミングだったと言う事でしょう。
東急ANAカード
ところがそうした声を見透かした様に新しいルートが台頭してきます。
今度の主役はANA TOKYU POINT ClubQ PASMOです。 これによってマイル獲得は新しいルートを得ました。
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMOはポイントをANAマイルに1P=0.7マイルの比率で交換する事が可能です。
90%から75%となって大きくレートが落ちた様にも見えますが、LINEポイントを経由したソラチカ・ルートは
90%×90%=81%
の為、その差はかなり小さく済みました。
上限がない 東急ルートにはソラチカルートにはないメリットも生まれました。
ソラチカルートには月間で20000ポイント(18,000マイル)しか交換できないと言う制約があったのですが、東急ルートにはこの制限がありません。
やり方によっては大量のマイルを獲得する事も可能になった訳です。
まとめ
航空会社のマイル獲得方法を巡る情報は日々変化しています。
正直なところ追いきれないと言う人もいると思いますが、だからこそ情報を持った人が有利に進められる一面がある事も確かです。
情報を制して柔軟に対応して、大いにメリットを享受して下さい。
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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