JALのマイルを国際線特典航空券に交換する

スポンサーリンク
マイレージ

JALの国際特典航空券

(2019.05.28.改訂)
JALマイルの使い道の代表格と言えば、やはり「国際線特典航空券」になると思います。
現実的かどうかは別にして、JALのマイルを貯めている方は、マイルをできれば国際線特典航空券に交換して海外の好きな場所に行けたら、などと考える事があると思います。
実際、JALのマイルのもっとも効率の良い交換先が国際線特典航空券である事も確かです。
是非是非、マイルを貯めて海外に行きましょう。

JALの国際線特典航空券は「JALグループの航空会社の国際線路線」が対象になります。
但し、日本国内区間を含む旅程の場合はJAL、日本トランスオーシャン航空の国内線もその対象になります。
必要なマイル数は距離や座席で決まります。

JALでは日本と国外の就航地を

●日本
●韓国
●アジア1
●アジア2
●グアム
●ハワイ
●北米
●オセアニア
●ロシア
●欧州

の10ゾーンに区分けしており、日本から(或いは特定のゾーンから)どのゾーンへ行くかによって必要マイル数が決められていました。

現在はゾーンルールが距離数に応じた形でより細かい設定になり、行き先毎に必要マイル数が決まられています。
アフリカと南米にはJALの就航路線がない為、国際線特典航空券は利用できません。
但しJALも加盟している航空アライアンス『OneWorld』の加盟航空会社の路線やJALが提携している航空会社の特典航空券にマイルを交換して行く事は可能です。
飛行機の座席グレードによっても必要マイル数は変わります。
当然の事ながらビジネスクラスなど料金の高い座席の方が必要マイル数は多くなります。
搭乗する時期については、ANAのようなハイシーズンの設定はありませんが、代わりに閑散期には「ディスカウントマイル」の設定があり少ないマイル数で交換できます。

必要なマイル数

東京発着便の必要マイル(片道)はこの様になっています(往復は片道の倍)。
日本(東京発着·片道の基本マイル数)

路線エコノミPエコビジネスファースト
韓国7,50018,00030,000
中国本土10,00024,00036,000
香港10,00015,00024,00036,000
台北10,00024,00036,000
クアラルンプ-ル14,50025,00040,00050,000
ジャカルタ 15,500 25,00040,000 50,000
シンガポール12,00025,00040,000 50,000
ハノイ13,00025,00040,0005,0000
ホーチミンシティ13,00025,00040,00050,000
バンコク17,50025,00040,00050,000
マニラ10,00015,00024,00036,000
デリ17,50025,00040,00050,000

*1 中国本土は上海、大連、天津、北京に就航しています。

エコノミPエコビジネスファースト
グアム10,00022,500 36,000
コナ20,00030,00050,000
ホノルル 20,00030,00050,000
米国本土*225,00032,50050,00070,000
バンクーバー25,00050,00070,000
シドニー18,00025,00040,00050,000
メルボルン20,00025,00040,00050,000

*2.米国本土はNY、サンディエゴ、サンフランシスコ、シアトル、シカゴ、ボストン
ロサンゼルスに就航しています

エコノミPエコビジネスファースト
パリ26,00035,00055,00080,000
フランクフルト23,00035,00055,00080,000
ヘルシンキ23,50035,00055,00080,000
モスクワ17,50025,00040,00050,000
ロンドン22,50035,00055,00080,000
ロンドン26,00035,00055,00080,000

*東京(羽田、成田)発着便以外の場合はマイル数が変わる場合があります。
*プレミアムエコノミー、ビジネス、ファーストについては設定の無い便もあります。
日本(羽田、成田)からの往復だと、

●韓国 15,000マイル
●バンコク27,000マイル
●ハワイ 40,000マイル
●ニューヨーク 50, 000マイル
●パリ 52,000マイル

で交換できます。
国際線特典航空券の有効期限は発行から1年となっており、期限までに最終行程の便に搭乗する必要があります。
プレミアムエコノミー、ビジネスクラス、ファーストクラスにもそれぞれマイル設定が有り, 10万マイルあればシドニーやハワイ、モスクワ辺りまでファーストクラスで往復できます。

燃料サーチャージが掛かる

必要なマイル数が有れば「国際線特典航空券」に交換できるのですが、これとは別に「燃料油特別付加金(燃料サーチャージ)」と「航空保険特別料金」が掛かります。
「燃料油特別付加金(燃料サーチャージ)」は徇存じの方も多いかと思いますが、燃料費の上昇分などを調整する為のもので航空会社毎に設定しています。
2019年3月現在のJALの主な路線の燃料油特別付加金は、旅行開始国が日本の場合で

●日本-韓国·極東ロシア 1,500円
●日本-東アジア(除く韓国) 4,500円
●日本-グアム フィリピン·パラオ·ベトナム·ロツア05,000円
●日本-タイ·シンガポール·マレーシア·ロシア(*2)8,500円
●日本-インドネシアインド”スリランカ·ハワイ -11,000円
●日本-北米·欧州(*3)·中東·オセアニア 17,500円

となっています。
往復だとこの倍の金額になります。
JALの燃料油特別付加金(燃料サーチャージ)は2019年4月1日から大幅に下る事が決まっています。
サーチャージの金額は原油価格などを勘案して見直されます。
2019年4月1日から2019年5月31日発券分までの金額は

●日本-韓国·極東ロシア 300円
●日本-東アジア(除く韓国) 1,500円
●日本-グアム·フィリピン·パラオベトナム2,000円
●日本-タイ·シンガポール·マレーシア ロシ3,000円
●日本-インドネシア·インド·スリランカ·ハ54,000円
●日本-北米·欧州(*3)·中東·オセアニア 7,000円

となっています。
#1イルクーツク
*2/ヴォシビルスク
「航空保険特別料金」は航空保険料の高騰および航空保安強化による費用増に伴って設定されている費用です。
日本での適用額は1区間片道あたり300円が発生します。

国際線特典航空券PLUSとは

JALでは「JAL国際線特典航空券PLUS」と言うサービスを導入しました。
JAL国際線特典航空券ではキャンセル待ちになるような便でも、追加のマイルを払う事で特典航空券として利用できると言うものです。
PLUS利用時の予測残席は、混み具合の予測値によって変動します。
満席便など状況によっては、特典航空券を手配できない場合もあります。
PLUS利用時の合計必要マイル数が通常の4倍になってしまうケースもある為、ユーザー側にとって良い制度かどうかについては判断が難しい所です。
JALはANAに比べて特典航空券は取りやすいと言われていますが、それでもハイシーズンの予約は取れない事も少なくありません。
マイルが沢山あれば、混んでいる路線でも国際線特典航空券に交換できる可能性が高いと言う意味では良い制度だと思います。
尚ファーストクラスには「PLUS」の設定はありません。

まとめ

JALマイルの国際線特典航空券への交換は、以前よりは少し複雑になりましたが基本的には距離と座席クラスで必要マイル数が決まります。
ゴールデンウィークや年末年始などのトップシーズンの航空券を取るのは簡単では無いですが、少し外す事ができれば問題無く予約が取れる可能性は高いです。
台湾でもハワイでも欧州でも、具体的なマイルのイメージを持てればマイルを貯める勢いも加速して行くのでないでしょうか。
JALで海外に出かけませんか。

コメント