楽天の最上位カード
(2019.05.22.改訂)
楽天プレミアムカードは楽天グループが発行する「楽天カード」シリーズの中で、最上位に位置付けられるプレミアムゴールドカードです。
楽天グループのサービス利用に対する特典はもちろん充実していますが、それ以外にも「プライオリティパスの無料発行」と言う旅行好きにとっては魅力的過ぎる特典を抱え、楽天ファン以外からもも高い支持を集めるカードになっています。
楽天カードシリーズでは、一般カードが年会費無料、ゴールドカードが年会費2,160円(税込)であるのに対し、楽天プレミアムカードの年会費は10,800円(税込)と跳ね上がります。
カードの発行対象は20歳以上の安定した収入のある人が対象とされています。
ゴールドステイタスのカードと言う意味では、各カード会社から様々なカードが発行されており、楽天プレミアムカードが突出したステイタスを持っている訳ではありません。
しかしながら特徴の明確なゴーレドカードであり、保有する事でのメリットをイメージしやすいカードとも言う事ができます。
プライオリティパスの無料発行
楽天プレミアムカードの人気の大きな理由の1つとなっているのが「プライオリティパス」の無料発行と言う特典です。
プライオリティパスは世界中の空港の提携ラウンジが利用できるパスです。
楽天プレミアムカードを持つとプライオリティパスの中でも最上位になる「プレステージ会員」のパスが無料で発行できます。
プライオリティパスのプレステージ資格は年会費が399 $もする資格です。
なので空港ラウンジを利用したいと考えている人にとっては,この特典は本当に魅力的なものなのです。
空港のラウンジ、特に航空会社系のビジネスラウンジはビジネスクラス以上の乗客や航空会社の上級顧客向けに用意されているサービスです。
なので特に国際線では、エコノミー利用の一般の乗客は殆どラウンジを利用する事ができません。
そうした中、プライオリティパスは世界130カ国の1000以上の空港ラウンジと提携しています。
当日の搭乗券とパスカードを持っていれば、使っている航空会社や座席グレードに関係なく提携ラウンジを利用する事ができます。
ラウンジを利用できる快適さ
空港ラウンジは、飛行機への搭乗前や乗継の間の時間を快適に過ごす事ができるスペースです。
無くても旅行はできますが、有ると格段に快適になるものです。
特に国際線ではその恩恵は大きなものになります。
ラウンジではゆったりしたソファが置かれ、ドリンクや食事が無料で提供される所も多いです。
シャワー室が使えたりお酒が自由に飲めたりする事も多いです。
またラウンジ内は利用者が上級顧客に限られるので、セキュリティ面が格段に優れています。
安心しきって良いとは言いませんが、ラウンジの外と比べたら別世界です。
楽天プレミアムカードを持つと、このプライオリティパスを無料で発行する事ができます。
しかもその会員資格は最上位のプレステージ会員で、ラウンジを利用回数の制限無く何度でも無料で利用できるパスが貰えます。
プラチナカードにしかない特典
他のクレジットカードのプライオリティパス特典を見てみると、プライオリティパスはアメックス·プラチナカード(年会費140,400円税込)やVISAプラチナカード(年会費54,000円税込)などプラチナステータスのカードにしか附帯される事のない特典です。
年会費は安いものを探しても21,600円以上のカードしか見当たりません。
それくらいハードルの高いサービスが年会費10,800円(税込)のカードで手に入るのです。
つまり楽天プレミアムカードの年会費10,800円(税込)は「破格の安さ」と考える事ができるのです。
そもそもプライオリティパスの年会費が399 $もしますしね。
楽天プレミアムカードはプライオリティパスが獲得できる最も年会費の安いカードとして知られています。
国内線のラウンジも安心
プライオリティパスは国際線のラウンジでは多いに力を発揮しますが、実は日本の国内線ではほぼ入れるラウンジがありません 。
これではがっかりしてしまう所ですが、心配いりません。
楽天プレミアムカードは独自に国内32箇所の空港ラウンジと提携しています。
楽天プレミアムカードがあれば、これらのラウンジを無料で利用できます。
JALのサクララウンジやANAラウンドなどの航空会社ラウンジは利用できませんが、それでも主要空港のほぼ全てでカード会社ラウンジを利用できるのは本当に魅力的です。
プライオリティパスと併せて、国内·海外の両面でラウンジを利用できる体制を整えている訳です。
家族カードが安い
楽天プレミアムカードは家族カードを年会費1,080円(税込)で発行できます。
本会員の年会費に比べて家族カードが非常に低価格で発行できるのはとても良い点です。
但し家族カード分のプライオリティパスは無料発行できません。
年会費を考えると仕方ないですが、ここは残念な所です。
楽天のサービス特典
プライオリティパス特典の話を強調し過ぎた感もありますが、楽天プレミアムカードは楽天カードの最上位グレードのカードだけあって他の特典も充実しています。
とりわけ、楽天市場をはじめとする楽天グループのサービス利用に関わる特典では他の追随を許しません。
日常生活で楽天のサービスを利用する人にとっては、ラウンジを利用するかどうかに関係なく、検討に値するカードとなっています
ショッピングポイント
楽天カードでは一般カード、ゴールドカードを含めて、ショッピング利用では購入金額100円に付き1ポイントの楽天スーパーポイントが貰えます。
楽天スーパーポイントは1ポイント=1円の価値で楽天グループの各種サービスの支払いなどに使う事ができます。
1ポイント=1円なのでショッピング利用時の還元率は1%になります。
標準的なクレジットカードの還元率は0.5%0.5%なので還元率の高いカードと言えます。
リクルートカード(還元率1.2%)など還元率がより高いカードもある事はあるのですが、リクルートカードのリクルート(Ponta)ポイントと比べると、楽天スーパーポイントの方が汎用性が高いと言う利点があります。
楽天スーパーポイントは2ポイント=1マイルのレートでANAのマイルに交換する事もできます(通常ポイントのみ)。
ポイントアップの仕組み
楽天市場での楽天プレミアムカード利用による特典は圧倒的です。
楽天市場での買い物には通常100円毎に1 %の楽天スーパーポイントが付きますが楽天プレミアムカードで決済すると更に4%が加算されて5%のポイントが付きます。
但し加算される4%の内3%分は「期間限定ポイント」として加算される為、期限までに利用しないと失効してしまいます。
期間限定ポイントはANAのマイルにも交換できません。
また楽天プレミアムカードには「選べるサービス特典」が有り、そこで楽天市場コースを選ぶと更に1%が加えられて合計6%ポイント付与になります。
更に誕生月にも楽天市場の利用で1 %のポイントが加算されます。
全て合わせると7%の楽天スーパーポイント獲得になります。
楽天市場の全商品がポイント加算の対象になるので特典の価値は高いです。
3つの特典コース
ショッピング利用の所でも触れましたが、楽天プレミアムカードには「選べる3つの特典コース」と言う制度が有ります。
●楽天市場コース
●トラベルコース
●エンタメコース
以上3つのコースの中から1つのコースを選んで、特典を受ける事ができます。
●楽天市場コース
楽天市場コースは、楽天市場でのショーンピング利用時に付くポイントが常時1 %プラスになります。
原則として、楽天市場の全商品がポイント加算の対象になります。
●トラベルコース
トラベルコースは楽天トラベルの利用の時に、旅行代金に付くポイントが1 %プラスになるコースです。
旅行は金額が高額になる事も多いので1 %の加算は大きいかも知れません。
●エンタメコース
エンタメコースは「楽天TV」「楽天ブックス」の利用時にポイントが1 %加算されるコースです。
年会費を吸収できるか
楽天市場でのショッピングを目的に考える場合には注意点もあります。
楽天市場の利用時には年会費無料の楽天カード(一般カード)でも3%のポイントが貰えます。
一方、楽天プレミアムカードで楽天市場コースを選んだ場合の付与率は6%なので、一般カードとの差は3%と言う事になります。
この差で年会費分を吸収する為には、単純計算で月3万円(年間36万円)の楽天市場での利用が必要と言う計算になります。
楽天市場のメリットだけで考えると、必ずしもプレミアムカードで無くても良いと言う判断もできるかもしれません。
楽天プレミアムサービス
楽天プレミアムカードに入会後、最初の一年間は「楽天プレミアム」と言うサービスも無料で受けられます。
楽天プレミアムは年会費3,990円の楽天の有料サービスです。
登録すると楽天市場での買い物に掛かる送料が無料になります。
送料が無い商品についてはポイントが2倍付きます。
家具など送料が非常に高い商品も有るので、このサービスが無料で利用できるメリットは人によっては相当に大きいです。
楽天プレミアムでは「楽天トラベル」「楽天ブックス」でもプレミアム会員専用のサービスを用意しています。
魅力的なサービスですが、無料で利用できるのは1年間だけです。
その後は有料で同サービスを継続するか、継続しないかの選択をする事になります。
手厚い保障
楽天プレミアムカードは保証面でもプレミアムカードの名に恥じる事ない特典が附帯されています。
国内、海外共に最高5,000円の旅行傷害保険が附帯しています。
まとめ
楽天プレミアムカードは楽天市場の利用では最強のカードです。
楽天のヘビーユーザーで無くても、プライオリティパスのプレステージ資格が獲得できると言う大変魅力的な特典を持つカードです。
是非、一度検討下さい。
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