コロナが収束したら行きたい!お薦めの場所【第1位】

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100,000マイルで行けるお薦めの場所

新型コロナウィルス問題が社会に大きな影響を与えている中で旅行の記事を更新するのは不謹慎かと思ったりもするのですが、こんな時だからこそ楽しい事を考えたいという人もいるでしょうし、嫌な人はわざわざ読まないと思いますので旅企画を考えました。
「コロナが収束したら行きたい!100,000マイルで行けるお薦めの場所10」です。
ああこんな所も良いなあと思ってもらえたら嬉しいです。
今回はいよいよ【第1位】を紹介します。
ちなみに前回【第2位】はこちらです。

第1位 イスタンブール(トルコ)

1位と2位は全く優劣が付かないほど差がない状態でした。
そうした中、第1位はイスタンブールに決定です。
他のエリアと併せてトルコという国全体で1位という話もあったのですが、魅力がぼやけてしまいそうなので、ここはイスタンブールでの堂々の第1位です。
イスタンブールは古くから都として栄え、長い歴史の中でさまざまな人種、宗教、交易などの影響も受けて独自の魅力を育んできました。
美しい海、歴史遺産、美味しい食事、文化、猫等など魅力が満載の都市イスタンブールを紹介します。

●名称 イスタンブール
●英語 Istanbul
●場所 トルコ共和国
●言語 トルコ語
●通貨 トルコリラ

実は中東最大の都市です

イスタンブールは約1,500万人の人口を抱える、トルコのみならず中東でも最大の都市です。
トルコの政治的な中心地は首都のアンカラになりますが、経済や文化の中心地は間違い無くイスタンブールです。
イスタンブールはボスポラス海峡を挟んで海の両側に街が拡がっており、西側はヨーロッパ、東側はアジアという他に例を見ない立地を持つ都市として知られています。
歴史的に見ても、イスタンブールは栄華を誇ったオスマン帝国の首都(当時の名称はコンスタンチノーブル)として繁栄してきた街であり、この街には数えきれない程の遺跡が残されています。
旧市街の街並みはどこまでも美しく、料理は美味しく、その上買い物天国でもあります。
もうズルいくらいに魅力だらけなのです。

個人旅行にも向いています

トルコの他の名所、例えばカッパドキアやエフェソスなどは日本からのツアーであったり、現地でのオプショナルツアーを頼る事が多いと思います。
その一方でイスタンブールについては、個人で好きなように街を巡る旅にも向いています。
イスタンブールの遺跡の多くは旧市街地域に集まっており、市内の交通インフラもよく整備されています。
市内は基本的には治安も良く、他所者に対しても冷たくありません。

街の区分け

イスタンブールの市内は、まず大きくはボスポラス海峡を挟んで、海峡の西側(ヨーロッパ側)と東側(アジア側)とに分かれます。
更にヨーロッパ側の地域は「旧市街」「新市街」とに分かれています。
ガイドブックなどでも「旧市街」「新市街」「アジア側」と区分けして紹介される事が多く、それぞれの地域が異なる雰囲気を持っています。

旧市街

イスタンブールの歴史的建造物や遺跡は「旧市街」地域に集中しています。
アヤソフィアやブルーモスク、トプカプ宮殿など世界的に有名な遺跡の多くがこの旧市街にあります。
旧市街の歴史地域は文化遺産「イスタンブール歴史地域」として1985年に世界遺産に登録されています。

新市街

イスタンブールの新市街は、旧市街とは対照的に積極的な都市開発が進められています。
ビジネスの中心となっているのはこの新市街の方です。
高級ホテルや大型ホテル、オフィスビルなどは新市街に集中しています。
「イスティクラル通り」「タルラバス通り」「ネヴィザーデ通り」など新しい文化が集まる通りがいくつもあります。
その一方では「ドルマバフチェ宮殿」「ガラタ塔」など歴史遺産も多くあります。
色々な楽しみ方をできるエリアだと言えます。

アジアサイド

アジアサイドは庶民的な雰囲気の街並みが多いエリアです。
観光地というよりは生活感を近くに感じる事ができる場所ですが、こちらも素敵なカフェやレストランなどがたくさんあってとても魅力的です。

イスタンブールの主な見所

イスタンブールには歴史的建造物だけでも回りきれない程の数がありますが、遺跡だけでは無く、アジア最大級のバザールや海峡クルーズなど魅力的な場所には事欠きません。
そうしたイスタンブールの数々の魅力の中から代表的な場所を紹介します。

アヤソフィア

イスタンブールで最も有名な建築物といえばやはり「アヤソフィア」でしょうか。
文句なしに素晴らしい超一級の歴史遺産です。
360年に古代ローマ帝国のコンスタンティウス帝によって前身となるキリスト教聖堂が建立され、その後災害や反乱による破壊を経て537年にアヤソフィアの原型となる建物が再建されました。
キリストの聖堂として使われいましたが、15世紀にオスマン帝国に征服された後はイスラム教のモスクとして使われるという非常に稀な経緯を持つ歴史的建造物です。
現在では宗教施設では無く、博物館と言う事になっています。

アヤソフィアは外観ももちろん素晴らしいのですが、建物の中の壮大な吹抜け空間とドーム天井の緻密な装飾を見ると、その圧倒的な迫力に言葉を失います。

ブルーモスク(スルタン・アフメット・ジャミィ)

ブルーモスクは正式にはスルタン・アフメット・ジャミィという、トルコを代表するモスク(イスラム教礼拝堂)です。
ブルーモスクは今も現役のモスクとして使われています。
建物内の青い装飾タイルや青いステンドグラスの美しさから「ブルー・モスク」の名称で知られています。
唯一6本の塔を持つモスクとしても知られ、オスマン・トルコ建築の最高傑作とも評価されています。

トブカブ宮殿

アヤソフィア、ブルーモスクと並んでイスタンブールを代表する遺跡としてあげられるのがトプカプ宮殿です。
歴史に燦然と名を残すオスマン帝国の皇帝(スルタン)の宮殿です。
金ピカの装飾の宮殿というよりは、緻密な装飾や美しいイズミックタイルなどが際立つ気品のある建物が建ち並ぶ宮殿です。

ガラタ塔

ガラタ塔は旧市街の港町エミノミュからガラタ橋を渡るとその先に見える大きな塔です。
ガラタ塔自体は新市街の側にあります。
ボスポラス海からも塔の姿をはっきりと見る事ができます。
かなり急な坂道を昇った先に巨大なガラタ塔が建っており、建物の増えた現代でも尚抜群の存在感を 放っています。
ガラタ塔の内部は上まで昇る事ができ、上階にはレストランもあります。

ガラタ橋

ガラタ橋は旧市街と新市街の間を結ぶ、上下二段構造になっている美しい橋です。
上段は車道と歩道があり、車道の真ん中を路面電車が走っています。
歩道の両側にはずらりと釣り竿が並んでおり、自分の竿に魚が掛かるのを待っています。
釣った魚を狙おうとしている猫もいれば、釣り人にスミット(パン)を売って歩いている人などもいて活気に満ちています。
下段は通路沿いにレストランが並んでいて、どの店も名物の「鯖サンド」を出しています。
呼び込みのお兄さん達が盛んに声を掛けてきますが、それ程しつこい客引きではないので特に困る事はありません。

グランバザール

グランバザールはアジア最大級の規模を誇る巨大な屋根付のバザール(市場)です。
市場と言うよりは巨大なアーケード街と言った方がしっくりくるかも知れません。
グランバザールに入ると、どこまで続いているのか分からない長い通路が縦横に走っていて、無数のお店が連なっています。
雑貨、ランプ、食器、布製品、香辛料と何でも揃うので、お土産品を探すにはもってこいの場所です。
お店の人は日本人と韓国人、中国人をちゃんと見分けて「コンニチハ」「トッテモヤスイヨ!」などと声を掛けてきます。

エジプシャンバザール

グランバザールを港のあるエミュノムの方向(と言ってもどっちが港か分からないですが)に進んで行くとエジプシャンバザールという別のバザールに入ります。
こちらの方は香辛料のお店を中心としたバザールになります。
色鮮やかな香辛料がずらりと並んでいるのを見て廻るだけでも楽しいバザールです。

移動手段

イスタンブールは市内の交通機関、中でも路面電車が非常に発達しており、旧市街では全域を路面電車が網羅して走っています。
1路線ならどこまで乗っても運賃は2トルコリラ(約32円)と料金も安く、乗り降りもしやすいので路面電車を利用しない手は ありません。
エリアを跨ぐ移動には船も有効で、定期便が頻繁に行き来していて料金も格安です。

トルコ料理

トルコの料理は基本的にどれも美味しく、日本人にも受け入れやすい味付が多いです。
日本にいると余り感じる機会が無いのですが、現地でトルコ料理を頂くと、なるほどトルコ料理が世界三大料理の1つと言われている事に納得がいきます。
中華料理の高級品だと見た目が厳しい料理(ブタの姿焼きなど)も少なくないですが、トルコ料理にはそうした傾向は無く、トマトやナス、肉などを上手に使った料理が多いです。
食事もロカンタと呼ばれる庶民的なレストランであれば、料理がショーケースの様に並んで いるので、これとこれが食べたいという風に指させば料理を運んで貰える筈です。
基本的に料理の値段もとても安いので、安心して食べれます。

言語はトルコ語

トルコの公用語はトルコ語です。
日本人には余り馴染みが無く、文字を読むのも難易度が高い言語です。
現地の人は日本語はもちろん、英語も余り話せない人が多いです。
それでもバザールの店員さんなどは片言の日本語、英語を使って話しかけてきますし、簡単な英語のやり取りなら普通にできるので買い物には余り困りません。
ホテルのフロントや空港などでは基本的に英語が通じます。

親切な人達

トルコの人は基本的にとても親切です。
現地の人に道を訪ねても丁寧に教えて貰える事が多いです。
基本的にオープンで、外国人に対しても寛容な文化を持っています。
親日国でもあり、日本人だと分かると好感される事も多いです。
但し観光地で流暢な日本語で話しかけてくるトルコ人にだけは気を付けましょう。
日本の有名人と一緒に撮った写真を見せて、自分はこの人と知り合いだ!などと言って来たら怪しい人確定です。

猫にも優しい

トルコの人々は人にだけではなく、動物にもとても優しいです。
イスタンブールは猫の街としても知られ、街のそこら中で猫がのんびり寛いでいる姿が見られます。
街の人は野良猫を追い払ったりしませんし、猫がカフェのテラス席に座っていても暖かく見守っていたりします。
世界遺産のアヤソフィアの中でも猫が居付いてお昼寝をしていたりします。

イスタンブールへのアクセス

日本からイスタンブールへはターキッシュエアラインズが直行便を運航しています。
また2020年3月からはANAも羽田ーイスタンブールの直行便を運航することになっていましたが、2020年5月現在は運航中止となっています。

●ANA 
 ・エコノミー  55,000マイル
 ・ビジネス   90,000マイル
 ・ファースト 165,000マイル
●スターアライアンス 
 ・エコノミー  55,000マイル
 ・ビジネス   90,000マイル
 ・ファースト 165,000マイル
●JAL  直行便無し
●ワンワールド 
 ・エコノミー  55,000マイル
 ・ビジネス  110,000マイル
 ・ファースト 165,000マイル

イスタンブールの治安

トルコは近隣にシリアなど内戦を抱えている国があるために治安に不安を感じる人もいると思いますが、イスタンブールの日常は驚くほど穏やかです。
観光地エリアの大通りは夜でも女性が1人で歩いています(別にお薦めはしませんが)。
但し街の要衝にはマシンガンを抱えた兵隊さんが立っていて万が一の事態に備えています。
だから安心という複雑な状況でもあります。
そのため平時は安心して街を歩くことができますが、スリや置き引きなどには注意が必要です。
また日本人に流暢な日本語で話しかけてきて「怪しくない、日本語を話したい」と言ってくる人には注意して下さい。

新型コロナの状況

新型コロナウィルスはトルコにも深刻な影響を与えています。
トルコでは感染者の約6割がイスタンブールに集中しているという状況もあり、イスタンブールでは厳しい対策が続けられています。
トルコではイスタンブールなど広域市を抱える県に対して4月10日〜4月12日まで48時間の外出禁止としましたが、外出禁止令が直前の10日夜に発表された為に混乱がおきてしまいました。
食料などを求めて人々が店舗に殺到する事態になってしまったのです。
トルコ政府はその後も週末を中心に外出禁止令を出すなど感染拡大阻止の活動を進めています。
今度は混乱無く対応が進む事を願います。

まとめ

第1位イスタンブール、いかがだったでしょうか。
イスタンブールは帰ってきてもまた直ぐに行きたくなる不思議な街です。
魅力が本当に多くて紹介しきれない街です。
この国については好きが講じてFinancial Partyのメンバーがイスタンブール倶楽部というサイトを作ってしまっています(第2位もこんな感じでしたね)。
もし興味があればこちらも覗いてみて下さい。
新型コロナの問題が収まったら、是非この素敵な街を訪れて魅力を感じて下さい。
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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