新型ウィルス問題を逆手に取ろう
新型肺炎ウィルス問題の出口がなかなか見えず、憂鬱な気分が続いている方も多いと思います。
旅行好きの方なら尚更ですよね。
ただ今回新型肺炎ウィルスに対する不安が拡がっている一方で、今年はインフルエンザの発症者が大幅に減少していると言うニュースもあります。
暖冬による影響もあるとは思いますが、手洗いやうがいが徹底されている事が確実に成果をあげている事も確かでしょう。
インフルエンザは日本でも関連死を含めると毎年1万人もの人が亡くなっていると言いますから、悪い事ばかりでもなさそうです。
そこで今回は新型ウィルス問題の”その後”に向けた積極的な話を紹介します。
きっと何れは訪れる新型ウィルス問題の解消後を睨んで、この際ANAやJALを買ってしま おう!!(3,000円~)と言う話です。
厳しさを増す航空業界
今回の新型ウィルス問題を受けて、航空業界は世界中でとても厳しい状況に置かれています。
各国の渡航自粛・禁止要請や渡航者の受け入れ拒否などの措置が相次ぐ中で、アジア路線を中心に運行を休止或いは縮小する路線が増加しています。
お隣の韓国では、他の要因も重なって2019年の最終損益では全ての航空会社が赤字になると言う事態に陥ってしまいました。
株価も下がっている
日本でも航空会社が厳しい環境に晒されている事には変わりありません。
ANAもJALも今期の業績には厳しい数字が並びそうです。
両社共にここにきて大きく株価を下げています。
ここまでは皆さん想定内だと思いますし、同じ様な認識を持っておられると思います。
この問題はずっと続くのか
さて今回の新型ウィルス問題はいずれ収束するでしょうか。
いろいろな考え方はあると思いますが、遅かれ早かれ収束すると考えている人が多いと思います。
毎年来るインフルエンザの流行の様に自然に納まって行く可能性も充分にありますし、有効な対処方法・治療方法・ワクチンなどが整備されてくる事も考えられます。
収束の時期については意見が分かれると思いますが、いずれは収束すると言う点については 期待ができそうです。
今後の見通し
新型ウィルス問題がいずれ収束するとなると、問題の収束後日本の航空会社はどうなって行くでしょうか。
体力に不安のあるLCCはともかく、少なくともANAやJALについては再び拡大に転じる可能性が高いと考えられます。
ANAやJALの株価は既に足元の業績悪化を織り込んで相当に下落しています。
ならばと新型ウィルス問題の先を見越してANAやJALを買ってしまおう(株を買う)!と言うのが今回の基本的な提案になります。
資金はたくさんあってももちろん良いですが、実際には3,000円ほどあれば買う事ができます。
仮に株や投資の話には疎くても、このサイトを読んで頂いている人は旅行先の状況や航空会社の動向については株式投資の専門家なんかよりずっと詳しい人なかりです。
思うように旅行に行けない状況をチャンスに変える方法もある、と言う事だけでも知って頂けたらと思います。
直近の株価
2020年2月25日には前日の米国の株価(NYダウ)大幅下落を受けて、日本の株価も揃って大きく下落しました。
同日のANAとJALの株価を見ると、
●ANA安値3,090円、終値3,109円 (前日日-137円)
●JAL 安値2,837円、終値2,877.5円(前日日-122.5円)
となっています。
航空会社の株価は、新型ウィルスの発覚後にじりじりと価格を下げていた所にダメ押しをくらった形となっています。
大チャンスかも知れません
株価の下落は既にANAやJALの株式を持っている人に取っては残念なニュースですが、株を持っていない人にとっては、またとない好機かも知れません。
実際、両社の現在の株価は今年の最安値水準なのです。
しかも今回は株価下落の要因ははっきりしています。
いつかは収束し、その後次第に回復すると考えるのであれば、株を買うのは合理的な選択と言えますよ。
しかも今の時代は大金を用意して株を買う必要がある訳では無く、非常に少ない金額からでも購入する事ができます。
将来的には良さそうだから、応援するつもりでちょっと買ってみよう、と言う事でも充分なのです。
単元株
但し株には単元株と言う購入単位があって、通常はANAの株もJALの株も100株単位でしか購入する事ができません。
前述の終値で言うと
・ANAは31万0,900円
・JALは 28万7,750円
必要と言う事になります。
投資家にとっては大した金額ではないかも知れませんが、一般の人にとっては簡単に出せる金額ではないですよね。
スマートフォンでも注文できます
ところが最近は端株や単元未満株と言って、より少ない株数でも購入できる証券会社のサービスが色々できています。
証券会社と聞くと構えてしまうかも知れませんが、そうしたサービスを行なう証券会社はネット専業である 事が多く、購入も売却もスマートフォンでできてしまいます。
SBI証券などでは単元未満株(S株)のサービスを展開していて、1株から株式を購入できるのでかなり気軽に購入できる環境と言えます。
東証株が買えます
SBI証券の単元未満株(S株)サービスを例に説明します。
SBI証券のS株は、ANAやJALだけでは無く、東京証券取引所で取引されている株を1株から買う事ができます。
スマートフォンからでも365日24時間いつでも注文する事ができます。
但し実際に注文が執行されて取引が成立するのは東証などの取引所が開く日に一日2回だけとなります。
ANA株を買う
SBI証券のS株の場合、購入時の手数料は購入代金(約定代金)の0.55%となります。
但し最低手数料は55円(税込)となっています。
前述のANAの株を1株買う場合は、
3,109円×0.55%=約17円
なので最低料金の55円となります。
株を売却する時にも同じ計算の手数料が掛かるので株価が110円以上上昇すると利益がでます。
つまり株価が3,120円以上になると利益がでる事になります。
この株価であれば、3株購入しても手数料は同じ55円なので、3株買うと株価が37円以上上がった時に利益がでます。
株価で言うと3,146円以上になると利益がでる事になります。
JAL株を買う場合
今度はJAL(日本航空)の株で計算してみます。
前述のJALの株を1株買う場合の手数料は、
2877.5円×0.55%=約16円
なので最低料金の55円となります。
売却する時にも同じ計算の手数料が掛かるので、株価が110円以上上がった時、つまり株価が2,987.5円以上になると利益がでる事になります。
またこの株価の場合でも3株購入しても手数料は同じなので、3株買うと株価が37円以上上がった時に利益がでます。
つまり株価が2,914.5円以上になると利益がでる事になります。
昨年の今頃は
因みに昨年の株価の最高値は
ANAが4,173円(2019.02.26.)
JALが4,127円(2019.02.25.)
でした。
今迄と同じ程度まで回復してくれたら、それで充分に利益が出る水準だと言う事が分かりますね。
問題点
今後を予測する上で、ANAやJALの経営環境の主な問題点を考えてみましょう。
主な問題点は、
●ウィルス問題の先行きが不透明
●旅客の回復が不透明
●先行投資の負担
などがあげられます。
ANAやJALの強み
一方、好材料としてはどの様なものが考えられでしょうか。
主な項目としては、
●燃料価格(原油価格)が非常に安い
●政府による旅行への振興策が取られる公算が大きい
●羽田の国際線発着枠の増加 と言った項目があげられます。
良い面、悪い面をしっかり比較して判断をして下さい。
もちろん実際の取引は御自身の判断、自己責任にてお願いします。
配当も貰えます
株価の上昇だけでなく、配当と言う形の利益もあります。
S株の様に1株だけの購入でも配当が貰えます。
直近ではANAは1株当り75円、JALは1株当り110円の配当実績となっています。
流石にこの環境下では配当金額が減る可能性もありますが、株式を持っている限りは毎年配当がでればそれを受け取る事ができます。
但し株主優待については単位株以上の保有者となっているので100株以上株を保有しないと貰う事ができません。
まとめ
航空会社を取り巻く環境は厳しさを増していますが、そんな中でもANAやJALは 急ピッチでその対応を進めています。
イタリアなどでは新型ウィルス騒動が始まったばかりと言う事もあり、この問題が世界規模で収束するまでにはある程度の時間が掛かりそうです。
それでも国内線からでも安全が確保できる様になれば、ANAもJALも再び力強く動き出してくれるでしょう。
長い目で見てANAやJALをこうした立場で応援して行くと言う考え方もあるのではないかと思い紹介させて頂きました。
興味のある人は一度検討してみてはいかがでしょうか。
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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