JALマイルはカードが重要
(2019.05.15改訂)
JALのマイルを貯める場合には、ANAのマイルよりもカード戦略が重要だと言われています。
ANAマイルの様にポイントサイトからマイルと言った効率の良い交換ルートが確率されていないJALのマイルでは、逆にカードを活用してマイルを貯める方法が充実しており、いかにカードを上手に利用するかによってマイルの貯まり方が大きく変わってくるからです。
なのでJALを中心にマイルを貯めたいのであれば、やはり「JALカード」を持っておきたいと言うのが正直な所です。
(※カードが無いとマイルが貯まらないと言う話ではありません。)
JALカードには特典も多く、カードを保有する事によってマイルも格段に貯めやすくなります。
実際どの様なメリット、デメリットがあるのか、知っておいても良いかと思います。
JALカード
JALカードには[カテゴリー]や[カードブランド]の違い、あるいは[提携カード]など様々なカードが存在します。
中には数万円単位の高額の年会費が掛かるカードもあります。
どのカードが良いのか、と言う点は多くの方が悩む点だと思います。
また、悩む以前に現金主義の方、クレジット決済の比率を高めたくないと言う方、カードの審査が不安と言う方など、色々な方がいらっしゃると思います。
ここでは多くの人に安心して検討して頂けるものを紹介します。
それが『JALカード(一般カード)』です。
「JALカード(一般カード)」はJALが発行している年会費(2,160円税込)が掛かる有料のクレジットカードです。
カードはJALマイレージバンクの会員カードでもあります。
JALカードは様々なメリットの有るカードですが、会費が無料のカードが良いと言う方には提携カードである「JMBイオンセレクトカード」の方をお薦めします。
そもそも年会費が掛からないJMBのメンバーズカードが有るのに、有料のJALカードが必要なのかと言う疑問を持つ方もいらっしゃると思います。
これに対してはJALカードの多彩な特典が答えになると思います。
但し学生の方については、同じJALカードの中でも一般カードでは無く、「JALカードnavi」と言う学生限定カードの方がより多くの特典を得られます
JALカードの概要
「JALカード(一般カード)」は18歳以上の方が申し込みできます。
年会費2,160円(税込、初年度無料)のカードですが、入会時と次年度からは毎年のJALへの初回搭乗時にJALマイルが1,000マイル貰えます。
一般的に使われている、1マイル=2円相当の価値として計算すると、毎年JALに搭乗する人は実質的な年会費の負担を160円と見る事ができます。
実際にはマイルの価値を1マイル=2円以上の価値にする事もできるので、ある意味無視できる年会費とも言えるのです。
カードブランドは【VISA】【マスター】【JCB】【アメックス】と揃っていて好きなブランドを選べますが、【アメックス】のみ年会費が6,480円(税込)と高く設定されています。
ボーナスマイル
JALカードの特典は様々ですが、ボーナスマイルはその代表的な例です。
JALカードを保有していると、JALの路線に有料で搭乗した際に、通常の搭乗マイルの他に10%のボーナスマイルが加算されます。
東京から福岡まで普通運賃で搭乗すると、往復1134マイルの所に10%の113マイルが加算されて1247マイルが貰える事になります。
このボーナスマイルは運賃の支払をJALカードでする必要はありません。
JALカードを保有しているだけで加算されるマイルになります。
JALカード割引 !
また貯めたマイルを特典航空券に交換する時、JALがディスカウントマイルを設定している時期には、ディスカウントマイルから更に割引となります。
ディスカウントマイルの必要マイル数から更に国内線は500マイル、国際線は1, 000マイル少ないマイル数で特典航空券に交換できます。
家族のマイルをまとめられる
あなたとあなたの家族がJALカード(家族カードを含む)を保有している場合、登録すれば家族の持っているマイルを1つにまとめて使う事ができます。
JALの場合、JALカードを持っている人しか家族のマイルをまとめる事ができません。
家族のマイルを集める事でまとまったマイル数にできる可能性が高まります。
マイル数が大きくなれば特典利用の選択肢も広がります。
何気にJALカードの大きなメリットと言えます。
因みに「家族カード」の年会費は1,080円(税込、アメックスのみ2,700円)です
ツアープレミアム
JALカードを保有すると「ツアープレミアム」と言うプログラムに登録する事ができます。
登録には2,160円(税込)の年会費が掛かります。
国内線·国際線の割引運賃やツアー旅行などを利用すると通常は基準マイルを100%は貰えません。
基準マイルに75%, 50%と言った係数が掛けられて、実際に積算されるマイル数は少なくなってしまうのが普通です。
ツアープレミアムに登録して置くと、その減少した分のマイル数がボーナスマイルとして加算されます。
結果的に割引運賃やツアーで飛行機に搭乗しても100%のマイル数が積算されます。
更にJALカードとしての10%のボーナスマイルは別に加算されます。
上手に使うと大きなメリットをもたらします!
例えば東京からシンガポールまで往復の基幹マィルは6,624マイルなのですが、ツアーや割引運賃などで50%の係数が掛かってしまうと3,312マイルに下がってしまいます。
旅慣れた人程割引運賃を上手に利用するのでマイル的には痛い所です。
ところが、ツアープレミアムに登録していると、こうしたケースでも100% (6,624マイル)貰えます。3,312マイル多く貰える計算になります。
一般的に言われる1マイル=2円相当と考えれば6, 624円相当になります。
これだけでもツアープレミアムの年会費は簡単に元が取れて、たっぷりお釣りが来ます。
加えてJALカードの10%のボーナスマイルも貰えるので実際には更にお得になります。
メインでもサブカードでも使える
こうした特典を考えるとJALカードは「持っているだけでもメリットが有る」カードと言えます。
既に他のクレジットカードを持ってメインとして使っている方でも、そのカードとは別に「サブカード」として保有していてもメリットがあるカードなのです。
もちろんJALカードをメインカードとして使う事もできます。
JALカードは日常のショッピング等でのクレジット利用では200円に付き1マイル貰えますJAL特約店の場合は100円に付き1マイル貯まります。
JALの公式ホームページから航空券を買い、JALカードで決済すると、購入金額100円に付き1マイルが貰えます。
この他にも
●JALの機内販売 10%引き
●空港のJALショップ(BLUE SKY) 5%引き
●空港のJALショップ(コールウェイ) 10%引き
●成田空港提携免税店 5%引き
と言った割引きが得られます
JALパックの国内、国外のパッケージツアーも最大5%引きとなります。
ショッピングプレミアム
JALカードには「ショッピングプレミアム」と言うプログラムもあります。
こちらは年会費3,240円のプログラムになります。
会員本人が参加していれば家族会員は無料でプログラムに参加できます。
ショッピングプレミアムに登録すると、一般のショッピングでは100円毎に1マイル、JAL特約店では100円毎に2マイルが積算される様になります。
特典には魅力がありますが、ショッピングプレミアムの年会費をカバーする為には、1マイル=2円として計算しても年間162.000円以上の利用が必要です。
なのでJALカードをメインカードとしてしっかり使う方だけが対象となりそうです。
JALビジネス切符が買える
JALカードを持っていると、最大で40%引きになる割引チケット「JALビジネス切符」を購入する事ができます。
JALビジネス切符はJALカード会員向けの割引航空券で、出発当日まで予約・購入する事ができます。
自由度の高いチケットですが普通運賃より安いと言う使い勝手の良い航空券です。
空港カウンターやJALの公式ホームページから購入する事ができますがJALカードで決済する事が購入の条件になります!
旅行保険が付く
JALカードには最高1,000万円の海外·国内旅行傷害保険(傷害死亡,傷害後遺症障害)が付いています。
アメックスブランドだけは最高3,000万円(内自動附帯1000万円)となっています。
アメックスの自動附帯分以外はJALカードでクレジット決済した旅行のみ対象です。
旅行傷害保険は旅行での傷害による死亡や後遺症の有る障害に対して
所定の保険金が支払われると言うものです。
旅行中の病気や通常の怪我の治療についてはカバーされておらず、一般カードだけでカバーするのは無理が有るようです。
海外旅行については100万円までの救援者費用についても保険が付いています。
オートチャージ機能
アメックスを除くJALカードにはJMB waonへのオートチャージ機能が付いています。
電子マネー『waon』の番号を登録して置けば、waon残高が予め設定した金額以下になると、JALカードから自動でチャージする設定にする事ができます。
waonへのチャージに対してもマイルが付くので、日常でwaonをよく利用する方には大きなメリットが有る機能です。
タッチ&ゴーサービス
JALカードはJALマイレージバンクのIC付会員カードでも有るので、JALの「タッチ&ゴー」サービスが利用できます
タッチ&ゴーサービスでは紙のチケットを持たなくてもWeb上でチェックインする事ができ、預ける荷物が無ければそのまま手荷物検査場に行ってJALカードで入場する事ができます。
手荷物検査をクリアしたら、そのまま搭乗口に行って飛行機に乗るだけです。
まとめ
ここまで解説してきた様に、JALカードには実に様々な特典が付いています。
世の中にクレジットカードは数多く存在しますが、一般カードと呼ばれるカードの中ではJALカードの特典内容は群を抜いている感があります。
ANAカード(一般カード)も同じ様に特典が充実している一般カードですが、
それでも細かく比較していくとJALカードの特典の方がより多彩で魅力的に感じます。
年会費は確かに掛かりますが、その代わりにこれだけの特典が付いてくるとなれば、保有してみるだけの価値はあるのでは無いでしょうか。
JALカード(一般カード)を持ってみて、その価値を実感できたならば、そこから更に上位グレードのJALカードを視野に入れていっても良いと思います。
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