茨城県が観光キャンペーンを実施します!
新型コロナウィルスの影響で打撃を受けた各地の観光地では、大きく落ち込んだ観光業や宿泊業の建て直しを支えようと、地方自治体などを中心にさまざまな観光支援策が打ち出されています。
当初は県境を跨いだ移動の自粛要請もあり、県内在住者を対象とした旅行・観光に目を向けた支援キャンペーンが殆どでした。
県内の宿泊施設に泊まると半額を補助、といった形のものです。
ただ県境を跨ぐ移動の自粛要請が最後まで残っていた首都圏などでも要請が解除された6月19日辺りから、各地で県外からも広く観光を誘致するキャンペーンを実施する地域が俄然、増えてきました。
それでも関東地方については、最後まで首都圏の新規感染者数が収まらなかったこともあって、他の地域と比べると目立った広域キャンペーンは余り出てきませんでした。
僅かに神奈川県の箱根町、湯河原町の広域キャンペーンが目に付くくらいでしょうか。
ところがここにきてようやくというか、満を持してという形で茨城県が広域対象の観光キャンペーンを打ち出してきました。
そこで今回はこの茨城県の観光支援キャンペーンをお伝えします。
魅力度最下位の県?
茨城県は関東の北東部に位置し、太平洋に面する県です。
因みに茨城は「いばらぎ」では無く「いばらき」が正しい読み方になります。
最近ではブランド総合研究所が毎年実施している「都道府県魅力度ランキング」で、2019年まで7年連続で最下位を取り続けていることでも知られています。
ところが旅行ジャーナリスト達の中では、この最下位という順位は到底納得の行くものではないようです。
こと観光については魅力いっぱいの県だからです。
実際不思議なことに、茨城県は驚くほど観光資源に恵まれている県なのです。
これには茨城県民の県民性を指摘する人も少なくありません。
例えば他の県であれば、ちょっとした観光スポットでもオーバーなくらいにアピールする人も少なくないと思いますが、茨城の人は県の見所を聞いても皆さん口を揃えて「なんにもないよ」と答えます。
この地元アピールの少なさが、都道府県ランキングで毎年最下位に甘んじている大きな要因の1つなのではないかと思います。
実際の茨城県は、他県が羨むほどにたくさんの観光資源に恵まれています。
観光資源大国 茨城県
茨城県は観光資源が非常に豊かな県です。
もちろん昔から知られていた観光名所も数多くありますが、最近になって知られてきたスポットもとても多いです。
歴史ある観光名所としては、水戸偕楽園、鹿島神宮、筑波山、霞ヶ浦、袋田の滝などがあげられます。
あるいは牛久の大仏様や大洗のアクアワールド水族館、水戸のマリンタワーなどもよく知られています。
これらの定番スポットに加えて、近年では「死ぬまでに行きたい、世界の絶景」で紹介されて一躍全国区になったひたち海浜公園のネモフィラ畑や、アニメ「ガールズ&パンツァー(ガルパン)」の舞台として描かれ聖地となった大洗町、サイクリングロードや関連施設を集めて自転車のメッカとして台頭していきた土浦市など新興勢力が目白押しとなっています。
茨城県民の「なんも無いよ〜」に騙されてはいけません!
いばらき応援割とは?
そんな茨城県で、新型コロナウイルスにより落ち込んだ旅行需要の早期回復を目的として、県内の宿泊事業者と連携した割引キャンペーンが決定しました。
茨城県での宿泊を応援する、その名も「いばらき応援割」というキャンペーンで、7月17日から受付開始となります。
いばらき応援割を使ってキャンペーン参加施設に宿泊すると、1人1泊あたり最大5,000円が割引となります。
1泊の宿泊料金が税込6,000円以上〜10,000円未満で3,000円割引、宿泊料金が10,000円以上だと5,000円の割引となります。
宿泊料金が税込6,000円未満の場合は対象外となります。
●企画名称 いばらき応援割
●受付開始 2020年7月17日〜
●利用期間 2020年7月17日~8月31日
※2020年9月1日のチェックアウトまで
●対象施設 茨城県内のキャンペーン参加施設
●利用対象 茨城県内、県外問わず
●割引金額 1人1泊あたり最大5,000円割引
応援割を利用するには!?
いばらき応援割は7月17日(金)からキャンペーン参加宿泊施設にて予約受付を開始します。
宿泊施設に直接予約をして精算した場合にのみ、いばらき応援割の割引が適用されます。
1泊以上で宿泊料金6,000円以上のプランが対象となります。
利用期間は2020年7月17日から8月31日まで(9月1日のチェックアウトまで)となっています。
また茨城県内、県外在住者を問わずどちらも応援割の対象になります。
但し、旅行代理店やオンライントラベルエージェントが販売する商品の予約や精算は割引の対象外となりますので注意してください。
あくまで直接宿泊施設に予約したものが対象です。
さてここで気になるのがキャンペーンの参加宿泊施設ですが、詳細は茨城県宿泊促進事業(いばらき応援割)の特設サイトにて7月17日に公開される予定です。
何と受付開始当日ですがそういうスケジュールになっています。
キャンペーン利用の注意事項などについても同サイトを参照下さい。
まとめ
茨城県は首都圏からほど近く、(地元県民の評価はともかく)観光資源にも恵まれている県です。
遠くに旅行に行くのはまだ怖いという人にもとっつきやすいエリアと言えると思います。
ひたち海浜公園のネモフィラやコキアの花畑を見たり、鹿島神宮を訪れたり、大洗町でガルパンの聖地巡礼をしてみたりと楽しみ方も実にさまざまです。
観客を入れた試合の開催が決まったJリーグの鹿島アントラーズの試合を観に行くのも楽しそうです。
新型コロナが落ち着いてきたら、茨城県に出掛けて見ては如何でしょうか。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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