帰省できない、外出したい、でも暑い、そんな時には地下への招待です。

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国内旅行

暑い暑い夏、でも外に出たいという人に

今年の夏休みは帰省旅行も諦めて、大人しく過ごしているという方も多いと思います。
しかし一方では、群馬県伊勢崎市40.5度の最高気温を記録(8月11日)したのを筆頭に、記録的な熱波が全国を襲っています。
何処かに出掛けたい時期だけど、うだるような暑さの前に、もはや出掛ける元気さえ削がれてしまうほどの気候です。
それでもやっぱり少しは出掛けたいという時に、1つの案として提案したいのが、今回紹介する「都心の地下巡り」です。

東京の巨大地下エリア

全国には各地に数多くの地下街があります。
東京にも新宿駅、池袋駅、上野駅の周辺などに大きな地下街が存在します。
最近では渋谷駅周辺も地下エリアが大規模に整備され、拡大してきました。
ただそうした中でも圧倒的な広さを誇っているのが、大手町から東京駅有楽町銀座東銀座にまで及ぶ広大な区域を網羅する地下エリアです。
もはやここは「地下都市」と言っても差し支えないほどの充実ぶりです。
個性の違うエリアを幾つも抱え、新宿などと比べれば高低差も余り無く(無くはないですが…)、ルートもたくさんあります。
何より地上より遥かに涼しいです。雨にも濡れません。
こんな暑い日々に歩き回るのなら、これほど適当な場所も他にないかも知れません。

最大4キロ超えのルートも

大手町から東銀座までは直線距離なら2kmほどの距離ですが、大手町から東京駅〜有楽町〜銀座を経て東銀座まで至る地下のルートは、実に4kmを超える地下通路で繋がっています。
しかもそれだけでは無く、大手町駅から皇居の外堀沿い(日比谷通り)を進んで日比谷駅まで行くルートもありますし、大手町から日本橋まで行くルートもあります。
東京駅も丸の内側八重洲側それぞれに地下街が広がっていますし、日比谷から東銀座までのラインも現在は地下通路で繋がっています。
到底、一日で全てを見て回れるような地下都市ではありません。

10の主要エリア

この巨大な「地下都市」は幾つかのエリアに分けることができます。
主なエリアで言うと、

●大手町エリア
●東京・丸の内エリア
●東京・八重洲エリア
●東京駅構内
●東京駅構内(京葉線)
●日本橋エリア
●有楽町エリア
●日比谷エリア
●銀座エリア
●東銀座エリア

となります。
アクセスしている駅の数も普通では無く、これだけの駅と連結しています。

JR線

東京駅、有楽町駅

東京メトロ 

大手町駅、東京駅、日本橋駅、銀座駅、東銀座駅、日比谷駅、有楽町駅

都営地下鉄

大手町駅、二重橋駅、日本橋駅、銀座駅、東銀座駅

これだけの駅、路線と直結している地下エリアはもちろんここだけです。
圧倒的なアクセスの良さも魅力です。

無数の地下街や施設に直結

巨大な地下エリアの中には数多くの地下街が集結しています。
加えて地下エリアから直接行ける無数の商業施設や文化施設、ビルがあります。
代表的な施設や、ここ数年にオープンした注目施設だけでも驚くべき数になります。
主なものは以下の通りです。

大手町エリア

サンケイホール
パレスホテル

東京・丸の内エリア

OAZO
丸ビル
新丸ビル
Kitte
Gransta丸の内

東京・八重洲エリア

東京ギフトパレット(2020.8.5.Open!)
八重洲地下街
大丸百貨店

東京駅構内

Gransta
Gransta東京(2020.8.3.Open!)

東京駅構内(京葉線)

日本橋エリア

高島屋本館
高島屋新館SC(2018.9.25.Open!)
コレド日本橋
丸善

有楽町エリア

東京国際フォーラム
ビックカメラ有楽町店
有楽町イトシア
ルミネ有楽町
阪急メンズ東京

日比谷エリア

ミッドタウン日比谷
日比谷シャンテ
ザ・ペニンシュラ東京

銀座エリア

三越百貨店
松屋銀座
銀座SIX(2017.4.20.Open!)
和光

東銀座エリア

歌舞伎座

ざっと挙げただけでもこれだけの地下街や施設に、雨の日でも傘を差さずに行くことができます。
これは本当に凄いことですよね。

意外な裏技!?

2017年に華々しくオープンし、いま尚高い人気を誇っている商業施設が銀座6丁目に位置する「銀座SIX」です。
銀座駅の改札からかなり距離があることもあって一度地上に出てSIXに向かう人が多いのですが、実は銀座SIXにも地下から何無く行くことができます。
銀座駅の中央改札から東銀座方向に進むとそこに横穴の様な地下通路が伸びています。
その先には大きくGINZSIXの文字が出ているので安心して進めます。
そのまま銀座SIXの地下2階、お菓子や食品などのフロアに直接入ることができます。
銀座から東銀座に地下で行けることすら知らない人が多いので分からないのも無理は無いですが、暑い日にも雨の日にもとても便利なので覚えたいですね。

まとめ

大手町から東銀座まで、網の目のように張り巡らされた地下エリアは、その辺りの街では太刀打ちできない位に充実した施設が集まっています。
正直迷路の様な部分もありますが、新宿駅の様に上に下にと複雑に入り込んだ造りと比べれば、広がりは平面的で段差もそこまで酷くはありません。
休みに遠出ができず、暑くて外を歩くのも大変という人は、一度半分本気で地下街巡りを考えてみては如何でしょうか。
案外面白い発見がある楽しい場所だと思いますよ。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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