コロナが収束したら行きたい!お薦めの場所【第9位】

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100,000マイルで行けるお薦めの場所

新型コロナウィルス問題が社会に大きな影響を与えている中で旅行の記事を更新するのは不謹慎かと思ったりもするのですが、こんな時だからこそ楽しい事を考えたいという人もいるでしょうし、嫌な人はわざわざ読まないと思いますので旅企画を考えました。
「コロナが収束したら行きたい!100,000マイルで行けるお薦めの場所10」です。
ああこんな所も良いなあと思ってもらえたら嬉しいです。
今回は【第9位】を紹介します。
ちなみに前回【第10位】はこちらです。

【第9位】貴州省(中国)

貴州省は中国南西部に位置する省です。
北は四川省、東に湖南省、西は雲南省、南は広西チワン族自治区に囲まれた山間地に広がる省です。
首都北京からは飛行機で約3時間半で省都の貴陽市に着きます。
日本では殆ど知名度が無い省と言ってもよいと思いますが、調べてみると見所満載です。
実はグループの誰もまだ行った事の無い場所なのですが、魅力的な場所なのであえて紹介さ

●名称 貴州省(きしゅうしょう)
●英語 Guizhou
●場所 中国南西部
●省都 貴陽市

見所の多い地域

貴州は「地上に蘇州と杭州があるが、気候の良さといえば貴州以外にない」と言われるほどで、平均気温でみると貴陽市は冬でも5度前後、夏でも25度前後と過ごしやすい地域です。
古い中国の遺跡が残されている地域でもあり、甲秀楼、黔霊山、青岩古鎮、香紙溝など中国の歴史の知識が無い人でも興味を惹くような素晴らしい場所がたくさんあります。
自然環境にも惠まれ、山、湖、渓谷、鐘乳洞、森など多彩な風景を見せています。
また数多くの少数民族が集落を構えている州でもあり、多様な文化に触れられます。

最も貧乏な省!?

貴州省は長く中国の中でも貧しい州と言われてきました。
州都の貴陽市も、太陽が照らないため作物が育たず、日光が貴重という意味で名前が付けられたのだそうです。
州も実際に貧しかったのですが、近年の経済発展は目覚しく貴陽市など都市部では高層ビルが立ち並ぶ景色が見られるようになりました。
中国の大企業が競ってデータセンターなど重要部門を貴州省に置くようになっており、今後も発展は続きそうです。

州都・貴陽市

州都・貴陽市は350万人の人口を抱え、中国でも有名な観光都市の1つです。
貴州省の交通の要衝、観光の中心地であり、貴陽市を中心に貴州省を観て回るというのが一般的なスタイルになります。

貴州省へのアクセス

貴州省へは中国国際航空が北京や上海から貴陽竜洞堡国際空港に路線を就航しています。
スターアライアンス加盟航空会社なのでANAのマイルで特典航空券に交換する事ができます。
実は23,000マイルと非常に少ないマイルで交換する事ができるのです。
中國東方航空の上海経由便も数多く飛んでいます(2020年4月現在は運休中)。

●ANA 直行便無し
●JAL 直行便無し
●SA  エコノミー 23,000マイル

    ビジネス  43,000マイル
●OW エコノミー 23,000マイル
    ビジネス  42,000マイル

※SA:スターアライアンス、OW:ワンワールド

貴州省の世界遺産

貴州省には4つの文化遺産、自然遺産が世界遺産に登録されています。

●梵浄山
●土司の遺跡群
●赤水丹霞
●南方カルスト地形世界自然遺産

土司の遺跡群

土司の遺跡群は貴州省・湖南省・湖北省の3省の交わる武陵山地区に分布する遺跡郡です。
「土司」は王朝が少数民族のリーダーに与えた官職を指す言葉で、3省に残された少数民族の独自の文化を伝える遺跡が文化遺産としt世界遺産に登録されています。
貴州省では「播州海竜屯遺跡」が登録されています。

梵浄山

梵浄山(ぼんじょうざん)は貴州省の武陵山脈に位置する名山です。
鳳凰金頂は標高2500mにある頂きです。
複雑な地形と四季のある気候の中で多様な生態系が息づいています。
絶滅危惧種など希少な生物も数多く生息しています。

赤水丹霞

中国には丹霞(たんか)と呼ばれる赤みがかった岩の地形が在ります。
丹霞は有史以前に形成されたものとも言われていて、壮大な各地の造詣が自然遺産として認められて世界遺産に登録されています。
丹霞が尊くされているのは貴州省の他、福建省、広東省、湖南省、江西省なのです。

中国南方カルスト

中国の南部には、太古の昔に形成されたカルストと呼ばれるる地形が点在しています。
貴州省の他、重慶市、雲南省にあるカルスト地形が自然遺産として世界遺産に登録されています。
貴州省では少数民族の居住域としても知られる茘波県(れいはけん)のカルスト地形群が登録されています。

世界遺産だけではありません

貴州省には世界遺産にもみるべき価値のある場所がたくさんあります。
とりわけ少数民族の居住地域には独自の文化を守っている所が多く、その幾つは外部や国外の人にも扉を開いています。
観光客目当てという側面ももちろんありますが、それを差し引いても惹かれる所が少なくありません。

西江千戸苗寨

西江千戸苗寨は少数民族であるミャオ族の最大の集落といわれる村です。
川沿いの小山に木造の古い家並みが斜面に幾重にも重な大集落が一面に見渡せます。
千軒にも及ぶ家の連なりがここでしか見ることのできない景色を生み出しています。

肇興村

肇興村は中国で最も大きく歴史もあるトン族の村です。
約800世帯が生活しています。

青岩古鎮

貴陽市から南方約30kmの所に位置するプイ族、ミャオ族の街です。
中国の伝統的な建築物や古い民家が数多く残っており、明や清の時代の建造物の博物館ともいわれています。

季刀村

季刀村は約1500人が住むロングスカートミャオ族の村です。
凱里市の南方に位置してます。
木造の高床式の家が特徴的です。

鎮遠

鎮遠は中国の最美十大古城の一つに数えられる古城です。
貴陽市の東約350kmの場所にあります。

麻塘村

麻塘村は貴州省の東南部にある「ミャオ族トン族自治州」の州都凱里市の郊外にある、ミャオ族系の革家人という少数民族が住む村です。
村と言いながら人口は約5万人という事なのでかなりの規模です。
凱里市からはバスで約40分で着きます。

程陽村

程陽村は「広西チワン族自治区」にある貴州省と境界近くの村です。
中国の全国重点保護単位に指定された楼閣式建築の橋があります。
中国最大の風雨橋で5つの楼亭を持ちます。

貴州省の治安

中国の治安はハイテク化、強化が続いており、その効果もあって一部の地域を覗いて中国の治安状態は総じて良いと言えます。
都市部ではキャッシュレス化が進んでいる事もあって窃盗事件も減っていると言われています。

新型コロナの影響

ニュースなどで御存じの様に、新型ウィルスに対して、中国は武漢を中心に全土で徹底的な封鎖政策を取って感染拡大措置に乗り出しました。
中国当局の発表をみる限り、状況は既に改善し中国は一早く封鎖の解除に踏み切っています。
実際はまだ深刻との報道もありますが、正直なところ実状はわかりません。
それでも2019年4月16日のChina News Service(CNS)によれば、貴州省と重慶市を結ぶ鉄道に乗客が戻りつつあるという事で、徐々ににぎわいを取り戻しつつあるようです。

まとめ

今回は中国の貴州省を紹介させて貰いました。
日本ではまだまだ知られていないですが、文化も自然も魅力溢れる地域です。
貴州省の魅力が少しでも伝わってくれたら良いのですが…。
新型コロナウィルス問題が収束したら、貴州省の素敵な場所をゆっくり観て回りたいと思います。
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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