スカイマイルはANAやJALとは違う!?そのマイルの貯まり方を解説します。

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日本とは違うマイレージ制度

米国の大手航空会社、デルタ航空のスカイマイルが日本に居る人にとっても非常に魅力的なFFP(マイレージ制度)だと言う事は以前に話し
ました。
ただスカイマイルの持つメリットやデメリットについては話したものの、スカイマイルの制度については概要の説明程度しかしていません。
飛行機への搭乗に対してどの様にマイルが貰えるか、貯めたマイルを何に使えるのかと言う基本になる部分については余り話をできていませんでした。
そこで今回はスカイマイルの貯まり方について説明します。
日本の航空会社のマイレージとはかなり違う部分もあるので、マイルを貯めに行くかどうかの参考にして下さい。

デルタ航空

デルタ航空は米国・アタランタに本社を置く世界有数の大手航空会社です。
日本へも東京、大阪、名古屋、福岡の4大都市に就航しており、北米やハワイ路線をはじめとする豊富な路線を展開しています。

●航空会社 デルタ航空
●英語表記 Delta Air Lines,Inc. Ikc
●会社創業 1924年創業
●旅客実績 第2位(2017年度旅客延べ距離数)
●航空連合 スカイチーム・アライアンス
●FFP   スカイマイル

スカイマイル

デルタ航空はスカイマイルと言うFFP(マイレージ制度)を展開しています。
スカイマイルは主に

●デルタ航空運行便への搭乗で貯める
●提携航空会運行便への搭乗で貯める
●提携ホテルで貯める
●Airbnb利用で貯める
●ショッピングで貯める
●マイルを購入する

などによってマイルを貯める事ができます。

デルタ航空運行便への搭乗で貯める

スカイマイルは、まず当然ながらデルタ航空の利用で貯める事ができます。
日本の航空会社のマイルは区間距離に対してチケット種別による係数を掛けて積算される形が一般的です。
羽田から福岡まで普通運賃で搭乗すると、

597区間マイル×100%=597マイル

と言った形でマイルが積算されます。
これに対してデルタ航空のスカイマイルでは、区間距離では無く航空券の購入に支払った金額を基準にしてマイルを積算する仕組みを採用しています。
以前はデルタ航空でも搭乗距離の区間マイルを基準にしてマイルが積算されていたのですが、2015年1月に制度が大きく変更されて現在のスタイルになっています。

デルタ航空の利用によるマイルは、支払い金額とスカイマイルの会員ランクによって決まります。
デルタ航空会社運航便を利用する場合、スカイマイルの一般会員は購入金額1ドルに付き5マイルが貰えます。
会員ランクと積算マイルの関係を見ると、

●スカイマイル一般会員 1ドルに付き5マイル
●シルバーメダリオン  1ドルに付き7マイル
●ゴールドメダリオン  1ドルに付き8マイル
●プラチナメダリオン  1ドルに付き9マイル
●ダイヤモンドメダリオン1ドルに付き11マイル

となっています。

提携航空会運行便への搭乗で貯める

スカイマイルはデルタ航空の提携航空会運行便への搭乗でも貯める事ができます。
但し提携先のマイレージ制度と両方のマイルを貯める事はできません。
提携航空会社は

スカイチーム・アライアンス加盟航空会社
●デルタ航空 ●アエロメヒコ航空●アルゼンチン航空●エールフランス航空
●KLMオランダ航空 ●アエロフロートロシア航空●アリタリア航空
●タロム航空 ●エアヨーロッパ●チェコ航空
●大韓航空 ●ベトナム航空●ガルーダインドネシア航空
●チャイナエアライン(中華航空)●中国東方航空
●廈門航空(アモイ航空) ●ミドルイースト航空(中東航空)
●サウディア(サウジアラビア航空)●ケニヤ航空

●ヴァージンアトランティック
● オーストラリア航空
● エアロライナーズ
● ハワイアン航空
● ウェストジェット

となります。
提携航空会社利用の場合は、提携先のマイレージ制度を基に計算してスカイマイルが積算されます。
デルタ航空のように購入金額をベースとするマイル制度を採用している航空会社は余りありません。
殆どの提携航空会社は区間マイル(距離)に航空券種別による係数を掛けてマイル数を算出するスタイルです。
日本の利用者が多い提携航空会社で見てみます。

エールフランス航空利用の場合

エールフランス航空の国際線利用の場合、スカイマイルは区間マイル(距離)に航空券のクラス別の係数を掛けて算出されます。

航空券クラス 獲得マイル
ファーストクラス(P/F) 区間マイル×300%
ビジネスクラス(J) 区間マイル×200%
ビジネスクラス(C/D/I/Z) 区間マイル×200%
ビジネスクラス(O) 区間マイル×100%
プレミアムエコノミー(W/S/A) 区間マイル×150%
エコノミー(Y/B/M) 区間マイル×125%
エコノミー(U/K) 区間マイル×100%
ディスカントエコノミー(H/L/Q/T/E/N) 区間マイル×50%
ディープディスカウント(R/G/V/X) 区間マイル×25%

大韓航空利用の場合

大韓航空利用の場合、スカイマイルは区間マイル(距離)に航空券のクラス別の係数を掛けて算出されます。

航空券クラス 獲得マイル
ファーストクラス(P/F) 区間マイル×300%
ビジネスクラス(J) 区間マイル×200%
ビジネスクラス(C/D/I/R) 区間マイル×200%
エコノミー(W/I/B) 区間マイル×125%
エコノミー(S) 区間マイル×100%
エコノミー(M/H/E) 区間マイル×100%
割引エコノミー(G/Q/K/L/U) 区間マイル×50%
大幅割引エコノミー(T/N) 区間マイル×25%

ベトナム航空

ベトナム航空利用の場合、スカイマイルは区間マイル(距離)に航空券のクラス別の係数を掛けて算出されます。
ベトナム航空は加算されるスカイマイルがやや少な目ですね。

航空券クラス 獲得マイル
ビジネスクラス(J/C/D/I) 区間マイル×100%
プレミアムエコノミー(W/Z/U) 区間マイル×100%
エコノミー(Y) 区間マイル×100%
エコノミー(M/ B/S/H/K/L/Q/N/R) 区間マイル×50%
割引エコノミー(T/E/A) 区間マイル×25%
大幅割引エコノミー(G/P) 区間マイル×10%

提携ホテルで貯める

デルタ航空の提携ホテルに宿泊するとスカイマイルを貯める事ができます。
デルタ航空のサイト delta.com/hotelsを経由して予約・支払いした場合のみマイル加算の対象になります。
対象となる主なホテルは以下のホテルグループになります。

●マリオット・ボンヴォイ リッツカールトン、マリオットホテル、シェラトンホテルなど
●IHGリワード  インターコンチネンタル
●ワールド・オブ・ハイアット ハイアットホテル、アンダース
●ラディソン・ホテル・グループ
●アコーホテルズ
●ランガム ホスピタリティ グループ
●シャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツ
●ワールドホテルズ

国際ホテルチェーンの大半でスカイマイルを貯める事ができると言って良いくらいのラインナップです。
獲得できるスカイマイルはホテル料金の支払い1ドルに付き1マイル、あるいは2マイルと言う事が多いです。
但しホテルによって宿泊1泊に付き500マイルと言う設定の場合もあります。

Airbnb利用で貯める

ホテルでの宿泊だけでなく、Airbnbの利用でもスカイマイルを貯める事ができます。
デルタ航空のサイト https://www.deltaairbnb.com/ を経由して予約・支払いした場合のみマイル加算の対象になります。
但しこちらのサイトは英語表記のみとなっています。
Airbnbでの滞在で支払い金額1ドルに付き1マイルが貰えます。

ショッピングで貯める

デルタ航空は日本でもさまざまな提携クレジットカードを展開しています。
日本で展開している提携カードは

●デルタスカイマイル・アメリカンエクスプレス®・ゴールドカード★
●デルタスカイマイル・アメリカンエクスプレス®・カード★
●デルタスカイマイル・ダイナースクラブカード
●デルタスカイマイル・JCBゴールドカード★
●デルタスカイマイル・JCBカード★
●デルタスカイマイル・テイクオフ・JCBカード★
●デルタスカイマイル・TRUST CLUBプラチナVISAカード
●デルタスカイマイル・TRUST CLUBゴールドVISAカード

となります。
全てのクレジットカードでの支払いに対して、支払金額100円に付きスカイマイルが1~1.5マイル獲得できます。
またデルタ航空の利用に対する支払いの場合、★のカードなら支払い金額100円につき2~3 マイル貯まります。
提携カードについては特典などもあるので、別に詳しくまとめたいと思います。

マイルを購入する

足りないマイルを購入する事もできます。
スカイマイルにはバイマイル(マイルの購入)と言う制度があります。
文字通りマイルをお金で買う事ができるのです。

●購入単位 2,000ドル単位
●購入単価 1マイル=0.035ドル
●年間上限 60,000マイル迄

購入したマイルは、他の方法で獲得したスカイマイルと同じ扱いで、どの特典にも利用できます。
マイルの購入はドル建で2,000ドル単位、1マイル当たり料金0.035ドル(約4円)で購入する事ができます。
1マイルが約4円なので効率の良い獲得方法とは言えませんが、マイルが足りない時には重宝しますね。
年間で最大6万マイルまで購入可能です。
バイマイルで購入したマイルの払い戻しはできません

国内線の飛行機搭乗で貯める

デルタ航空は日本の国内線には運行路線を持っていませんが、航空会社を問わず、日本の国内線への搭乗でマイルが貰える「ニッポン500マイルキャンペーン」と言うキャンペーンを実施しています。
日本の国内線の搭乗券をデルタ航空の事務局に送ると、1区間につきスカイマイルが500マイル貰えると言うキャンペーンになります。
航空会社はデルタ航空と提携関係があるかに関係無く、LCCへの搭乗も対象になります。
最新では2019年4月1日~2020年3月31日までのキャンペーンとなっています。
期間限定のキャンペーンですが、もう何度も何度も延長されてもはや制度化されて いると言ってもいいくらい続いているキャンペーンです。
非常にお得なキャンペーンなので、まだ知らない人は是非覚えて下さい。

マイルの有効期限がない

ANAやJALのマイルは36ヶ月の有効期限がありますが、デルタ航空のスカイマイルには有効期限がありません。
海外の航空会社の場合、マイルが貯めやすくてもマイルの有効期限が少ないFFPでは有効に活用する事が難しいですが、デルタ航空ではその心配がありません。
だからこそ幅広くお薦めできますし、デルタ航空に乗る機会があった時にはとりあえずでも良いからマイルを貯めておくべきFFPと言えます。

まとめ

スカイマイルの貯まり方について、紹介させて貰いました。
スカイマイルは世界的に提携先が多く、貯まりやすいFFP(マイレージ制度)と言う事は言えます。
メインで貯めるマイルはANAやJALでももちろん良いと思いますが、ANAやJALでマイルが貯まらない場面で、デルタ航空のスカイマイルは貯まらないかと言う形で考えていくと思わぬマイル獲得チャンスがあるかも知れません。
スカイマイルは有効期限がないので、そんな場面で取りあえずマイルを獲得する先としては最適です。
上手にマイルを貯めて快適な特典を手に入れて下さい。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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