マイルで行く韓国① 海外個人旅行のすすめ

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マイル旅行実践

海外旅行は難しくない

マイルを貯めて海外旅行に行けたらいいなあと考えている方は少なくないと思います。
実際には別に無理をしなくてもやり方次第で相当なマイル数が貯められるのですが、そのマイルをいざ使おう!海外旅行に行きたいぞ!と思った時に、果たしてどうやって行ったら良いのかと実践の部分で不安に感じる方もおられると思います。
貯めたマイルを使ってツアー旅行と交換する事も可能ではありますが、何と言ってもマイル交換の効率が良いのは個人旅行です。
どうせなら、この機会に海外への個人旅行を計画してみてはいかがでしょうか、と言う御提案です。

例えば韓国旅行

例えば韓国ならANAマイルでもJALマイルでも、1万~2万マイル程度で往復の特典航空券に交換する事ができます。
本サイト100,000マイル倶楽部ではずっと言っている事ですが、これくらいのマイル数であれば殆どの人が毎年無理なく貯めて行く事ができるレベルです。
韓国なら日本と距離も近く、言葉の問題も非常に少ないです。
心配されている反日運動も、現地に行くとニュースとは全く違う街の空気にびっくりする筈です。


最初の個人旅行先としては最適な国の1つだと思います。
もちろん韓国以外の国でも良いのですが、最近ANAのマイルを利用して韓国に行く機会がありましたので、その旅行をベースに初めての個人旅行に必要な情報をまとめてみます。

必要なのはパスポートとお金

旅慣れた方には初歩的な話で恐縮ですが、まずは持ち物の話。
海外旅行に持って行きたい便利グッズはたくさんありますが、持っていかなければ ならないものとなれば、

●パスポート
●お金

の2点に尽きます。
最近はキャッシュレス化も進んでいるし、キャッシュカードがあれば現地のATMでお金を引き出せたりもするのでお金もいつまで必要と言えるかどうかは分かりませんが、現状この2点については異存はないかと思います。

パスポート

パスポート(旅券)は日本政府が発行し、あなたが日本国民であると言う事を証明するものです。
パスポートが無いと飛行機に乗る事ができませんし、そもそも日本を出国する事ができません。

意外に多いのがパスポートの有効期限に引っ掛かるトラブルです。
国によってはパスポートの有効期限が6ヶ月以上など一定期間以上残っていないと入国を認めない国もある為、早い段階で自分のパスポートの有効期限が十分にあるかを確認しておく事をお薦めします。
韓国に入国する際も、パスポートの有効期間が3ヶ月以上ある必要があります。

ビザ(査証)

パスポートと共に「ビザ(査証)」が必要になる国もあります。
パスポートが自国の政府が発行する証明書であるのに対し、ビザ(査証)は相手側の国が発行する入国許可証です。
許可証とは言っても証明書が発行されるケースは稀で、大抵はパスポートに専用のスタンプを押す形やシールを貼る形で発行されます。
日本人の観光旅行者に対してはビザを免除する国も非常に多く、韓国も観光ビザ免除国の1つです。
その為韓国では日本人の滞在期間90日以内の観光旅行であればビザを用意する必要はありません。

お金

旅行には大なり小なりお金が掛かります。
まず最低限、日本の空港までの往復の交通費が必要です。
最近はSuicaやPasmoなどの交通系カードもあるので無くても行けるのですが、不測の事態に備えて最低限の現金は持っておいた方が良いでしょう。
加えて現地通貨か現地通貨に両替する
国際空港には両替商や銀行の店舗があるので、そこで日本円をドルや円など主要通貨に両替する事ができます。
韓国の通貨ウォンへは現地の両替商で換える方が多いですが、最近は日本の空港でも両替レートが悪くない銀行や両替商が増えてきました。
現地での両替に不安のある方は、予め日本で現地通貨を調達しておくのもありだと思います。

航空券(eチケット)

最近では個人旅行ならネットで飛行機を予約・購入する方が多いと思います。
航空券を予約・購入すると、搭乗者、搭乗日、行き先、便名などが書かれた「eチケット」が発行されます。
eチケットを印刷するなり、スマートフォンなどの画面で提示できるようにしておいて空港のカウンターで提示します。
旅行代理店などで航空券を購入する時もeチケットを印刷して渡してもらうケースが多いです。
空港では搭乗する航空会社のカウンターでeチケットとパスポートを提示するのですが、万一eチケットを忘れても、航空会社と行き先が分かっていればカウンターで受け付けてくれる事が多いので、取りに帰れない時でもカウンターに向かって下さい。
但しパスポートは忘れたら飛行機には乗れません。

必要なマイル数

さて今回の旅行は、貯めたANAのマイルを使って韓国(ソウル)に行くと言う行程です。
ANAマイルの場合、韓国(ソウル)へ行くには「ANAの国際特典航空券」に交換する方法と「提携航空会社の特典航空券」に交換する方法があります。

ANAの特典航空券に交換する

ANAの特典航空券に交換する場合、交換に必要なマイル数は搭乗する時期と座席クラスによって決まります。
ANAでは搭乗時期をロー・シーズン/レギュラー・シーズン/ハイ・シーズンの3つに区分しています。
2020年の区分で言うと

●ローシーズン 1/6~1/14、4/1~4/23、5/11~6/30、12/1~12/17
●レギュラー  1/15~3/31、7/1~7/22、8/20~11/30
●ハイシーズン 1/1~1/5、4/24~5/10、7/23~8/19、12/18~12/31

と言う区分けです。
座席クラスはいわゆるエコノミークラスかビジネスクラスかの区分です。
日本からソウルまでのANA往復特典航空券に必要なマイル数は

ローレギュラーハイ
エコノミー12,00015,00018,000
ビジネス25,00030,00033,000

と設定されています。
シーズンによっては12,000マイルあれば往復できてしまうわけです。
正直、国内線よりも安かったりするのですよね。

提携航空会社の特典航空券に交換する

ANAの提携航空会社、具体的には同じスターアライアンスに加盟しているアシアナ 航空の特典航空券に交換する事もできます。
アシアナ航空は韓国にたくさんの便を就航しているのでとても利用しやすいです。
提携航空会社の特典航空券に交換する為のマイル数にはシーズンによる設定は無く、 座席クラスだけで決まります。
日本ー韓国間の提携航空会社往復特典航空券への必要マイル数は

●エコノミー 15,000マイル
●ビジネス  30,000マイル

となっています。
アシアナ航空であれば、英語や韓国語が話せなくても余り困る事はありません。
提携航空会社まで枠を拡げて考えると飛行機の選択の幅が大きく拡がりますので、是非一緒に検討する事をお薦めします。
実はハイシーズンにはANAの特典航空券より提携航空会社の特典航空券の方が必要なマイル数が少ないと言う事実もあります。

羽田空港発の便

今回はアシアナ航空の羽田発一金浦行きと言う便を選択しました。
羽田空港の方が成田空港より便利が良いと言う方も多いと思いますし、そうした方には羽田発はやはり嬉しいですよね。
またソウル周辺では仁川空港が有名ですが、実際には金浦空港の方がソウルの市内により近い空港です。
どちらの空港も鉄道1本でソウル駅まで行けますが、距離は金浦空港からの方が仁川の半分くらいなのでお薦めです。
8:40分羽田発の便なら午前中にソウル市内に到着できるので時間を有効に使えますね。

電車移動

さて羽田を朝出発する飛行機に乗る為にいつもより早起きして電車で空港に向かいます。
京浜急行のエアポート快特に乗れば、品川からはノンストップで羽田空港まで行く事ができます。
ただ驚いたのは平日とは言え、朝6時台の電車なのに車内が満員だった事です。
空港まで大きな荷物を持って動く方は要注意です。
それでも短時間で着けるのはとても魅力です。
羽田空港国際ターミナル駅に到着したので電車を降ります。

両替

羽田空港国際ターミナル駅の改札を出て出発エリアに向かうエスカレーターを昇ると、出発エリアにはいくつか両替商の店舗があります。
今は韓国のウォンを取り扱っている店舗も多く、レートも以前ほど悪くは無いので ここである程度両替しておくのもありです。
現地でも両替商はたくさんあるので特に焦って換える必要は感じません。

チェックイン

出発エリアには航空会社毎にずらりとカウンターが並んでいます。
フロアの至る所にモニターがあり、航空会社とカウンターの番号も表示されているので搭乗する飛行機の航空会社のカウンターを目指します。
今回はアシアナ航空のカウンターに行き、列があれば並びます。
順番が来たらカウンターでパスポートとEチケットを渡します。
預け入れの荷物があればカウンター横の台に置きます。
スタッフがチェックインの手続きをしてくれて、パスポートと搭乗券を渡してくれます。
預け入れ荷物の預かり証(シール)も渡されるので受け取ります。
これでチェックインは完了です。
(Webチェックインと言う方法もあります)

出国審査

チェックインが終わったら締切時間までに出国ゲートを通過すればよいので空港の中をぶらぶらしてても良いのですが、早めに出国手続きを済ませましょう。
出国と書かれたゲートの前に列っが出来ているのでそこに並びます。
パスポートと搭乗券がチェックされます。 荷物と上着、それから本人もX線検査を受けます。
検査が終わると次は出国審査、日本人の場合は機械で指紋と顔写真を撮られれば 基本的にはそれだけで審査が終わります。
審査場のゲートを通過すると、免税店や飲食店が並ぶ出国エリアです。
搭乗 出国エリアまで来たら、後は搭乗時間に指定の搭乗ゲート前に行って飛行機に乗る だけです。
搭乗券にも搭乗ゲートの番号が記載されていますが、モニターが至るところにあって飛行機毎に搭乗時間やゲート番号を表示しているのでそこでも確認できます。
出国エリアにはさまざまなお店がありますのでお店を覗いたりしながら搭乗時間を待ちます。
ビジネスクラス以上の座席の方や、プライオリティパスを持っている方はラウンジで時間を過ごす事もできます。
時間が来たので搭乗ゲートに向かいます。

アシアナ航空

アシアナ航空は大韓航空と並ぶ韓国の2大エアラインなだけに、飛行機はきれいで座席もLCCの様な窮屈さはありません。
CAさんは基本的には韓国の方ですが、片言の日本語くらいは理解できる方が多く親切な対応をしてくれます。
離陸すると飛行時間は2~3時間で、結構あっと言う間にソウルに着いてしまいます。

金浦空港到着

飛行機は無事にソウル金浦国際空港に到着しました。
空港内は至る所に英語表記も日本語表記もあるので、到着と言う表示に沿って人に続いていけば大丈夫です。
預け入れの荷物を受け取ったら入国審査ですが、殆ど止められる事はありません。
あっけなく韓国に入国完了です。
さあソウル市内に向かいましょう。

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