国内線航空会社ラウンジ
(2019.05.17.改訂)
国内線の空港ラウンジは大きくカード会社系ラウンジと航空会社系ラウンジに分かれます。
前頁ではカード会社系ラウンジの解説をしましたので、今度は国内線の航空会社系ラウンジについて解説します。
ラウンジなんてどれも同じ様なものではないの?と思う方もいらっしゃると思いますが、航空会社系ラウンジはカード会社系ラウンジとは大きく異なります。
基本的に、航空会社ラウンジは自社の上級グレードの座席の乗客や、上級顧客向けの施設です。当然、利用対象者はかなり限られ、カード会社ラウンジに比べて格段にサービスの質が上がります。
航空会社ラウンジは国際線ではビジネスクラス以上の座席に搭乗する乗客が対象である為、「ビジネスラウンジ」「ビジネスクラスラウンジ」とも言われます。
国内線ラウンジでもこの名称が使われます。
むしろこの名称の方が一般的かも知れません。
ANAとJALが展開
国内線ではANAとJALが、それぞれ主要空港に自社のラウンジを展開しています。
ANAが「ANA Lounge」、JALが「サクララウンジ」と言う名称です。
どちらも羽田空港に有るラウンジが有名ですが、実は両ラウンジ共、羽田空港の公式ホームページの施設欄には記載がありません。
あくまで航空会社の施設なので空港側のホームページに載せる必要は無いと言った所でしょうか。ANAとJALそれぞれの公式ホームページには、もちろんこのラウンジがしっかり掲載されています。
国内線はビジネスクラスと言う座席クラスは無いですが、ANAで言えばプレミアムクラス、JALで言えばファーストクラスに搭乗する乗客などが対象になっています。
それぞれ自社の上級顧客や自社が加盟している航空連合(アライアンス)の上級顧客もラウンジを利用する事ができます。
羽田空港の例で言うと、羽田空港国内線の第1ターミナルにはJAL、第2ターミナルにはANAがそれぞれ2つのラウンジを展開しています。
羽田空港サクララウンジ(北ウィング)(南ウイング)
●所有者JAL
●場所 (北)第1ターミナル北ウイング3階
(南)第1ターミナル南ウイング3階
●時間 (北)05:30~最終便出発まで
(南)05:15~最終便出発まで
●施設 FAX/無線LANサービス/シャワ
喫煙室/トイレ
喫煙スペース
キッズスペース
●サービス ソフトドリンク/アルコール類/新聞/雑誌
サクララウンジはJALが主要空港を中心に展開しているラウンジです。
サクララウンジを利用できるのは以下の方です。
●JAL国内線のファーストクラスの乗客
●JALの上級顧客
●航空アライアンス「OneWorld」の上級顧客
羽田空港ANA LOUNGE (本館北)(本館南)
●所有者 ANA
●場所 (本館北)第2ターミナル60番ゲート前
(本館南)第2ターミナル62番ゲート前
●時間 (本館北)05:15~最終便出発まで
(本館南)05:15-21:00まで
●施設 FAX/コピー機/ブロードバンド無線LANサービス
プリントサービス/携帯電話充電サービス/トイレ
喫煙スペース
キッズスペース
●サービス ソフトドリンク/アルコール類/新聞/雑誌
ANA LOUNGEはANAが主要空港を中心に展開するラウンジです。
ANA LOUNGEを利用できるのは以下の方です。
●ANA国内線のプレミアムクラスに搭乗する方
●ANAの上級顧客
●スターアライアンスの上級顧客
ラウンジの利用方法
空港ラウンジの利用方法は、ラウンジに行って、受付で当日搭乗する航空券と対象のクレジットカードを持っている人はカードを提示します。
対象のクレジットカードを持っていない人は所定の料金を支払います。
航空券はeチケットをプリントアウトしたものでも良いし、ANAマイレージクラブやJALマイレージバンクのカードでも読み取って貰えるので大丈夫です。
シャワー施設の有るラウンジで、シャワーを利用したい場合は受付で申し出て料金を支払います。
もちろん中に入ってから後で申し込む事も可能です。
席は自由なので空いている席に座ります。
ドリンクもセルフです。
後はラウンジで思いのままに過ごします。
搭乗時間が近づいてきたら荷物を持ってラウンジを出て搭乗口に向かいます。
ラウンジを利用するケース
空港からアクセスの良い場所に住んでいる人ならば、直前に空港入りしてラウンジを使う必要も無く飛行機に搭乗して飛んで行く事もできるかと思います。
ただ東京以外の方も羽田空港は利用しますし、都内でも新宿圏や中央線沿線などからは必ずしもアクセスが良くありません
あるいは旅行をして帰りの便では早めに空港入りする事もあると思います。
乗り継ぎ便で待ち時間が発生する事もあると思います。
搭乗予定の飛行機の出発が遅れた時はまさに待ち時間が発生してしまうと思います。
そうした時、ラウンジを使えれば時間の調整がしやすくなります。
ゆっくり座ってドリンクが飲めるだけでも有り難いものです。
女性の方などは特に、旅行から帰る最終日、夏場など飛行機に乗る前に一度シャワーで汗を流して、服を着替えてから帰りたいと言うニーズもあると思います。
まとめ
航空会社系ラウンジについて、さっとですが解説してきました。
ラウンジが使えると言う選択肢を持っていると、少なくともプラスチックの椅子に座って搭乗時間を待つよりは、格段に快適な待ち時間を過ごす事ができます。
航空会社のビジネスラウンジともなれば、快適さもまた格別です。
利用すればとても便利で快適なサービスです。
是非一度利用してみて下さい。
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