ANAも加盟する最強の航空連合、スターアライアンスとは。マイルの貯め方や特徴を解説します。

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マイレージ

アライアンスはマイル獲得にも重要

航空連合(アライアンス)を理解しておくことは、マイルを貯める時やマイルを使う時に役に立ちます。
特に海外旅行を視野に入れてマイルを活用する際には大いに役に立ちます。
ANAもスターアライアンスという世界最大規模の航空連合に加盟しています。
今回はANAが加盟するスターアライアンスの概要とその魅力を紹介します。

スターアライアンス

■名称 スターアライアンス(Star Alliance)
■設立 1997年
公式ホームページ

スターアライアンスは26の航空会社が加盟する世界最大規模のアライアンスです。
1997年5月にルフトハンザ航空(ドイツ)、ユナイテッド航空(米国)、エア・カナダ(カナダ)、スカンジナビア航空、タイ国際航空(タイ)の5社によって設立されました。
日本では全日本空輸(ANA)が加盟しています。
各国の代表的航空会社が集まるワンワールドと比べると、各国の主力航空会社から中小の航空会社まで多様な顔ぶれとなっています。
世界中の広範なエリアをカバーし、1200以上の空港に就航しています。
2023年8月時点のスターアライアンスの加盟航空会社は以下の通りです。

・全日本空輸
・ユナイテッド航空(米国)
・ルフトハンザドイツ航空(ドイツ)
・エアカナダ(カナダ)
・スカンジナビア航空
・タイ国際航空
・エーゲ航空(ギリシャ)
・アビアンカ航空
・ニュージーランド航空
・シンガポール航空
・オーストリア航空
・アシアナ航空
・LOTポーランド航空
・クロアチア航空
・TAPポルトガル航空
・南アフリカ航空
・スイスインターナショナルエアラインズ
・中国国際航空(中国)
・エジプト航空
・アビアンカ航空
・コパ航空(パナマ)
・深セン航空(中国)
・エバー航空
・エア・インディア(インド)
・エチオピア航空
・ターキッシュエアラインズ(トルコ)

ドイツ鉄道も加盟⁉

スターアライアンスには実は『鉄道会社』も加盟しています。
ドイツ鉄道(Deutsche Bahn)が2022年8月1日付でスターアライアンスのインターモーダルパートナーとして加盟しているのです。
ドイツ鉄道はドイツ最大の鉄道網を持っており、ルフトハンザ航空と提携関係にあります。
これまで航空会社のみが加盟していたスターアライアンスに初めての異業種の加入となりました。

スターアライアンスのメリット

スターアライアンスに加盟していることで私達にはどのようなメリットがあるでしょうか。
主なメリットは以下の通りです。

・アライアンス間の路線網提携
・マイレージ・プログラムの提携
・特典航空券の提携
・会員ステータスの連携
・ラウンジの相互利用
・会員ステータスの連携

アライアンス間の路線網提携

スターアライアンスは各加盟航空会社の路線や予約システムを連携させて利便性の向上を計っています。
例えばANAのホームページで検索を掛けると、ANAが飛んでいない路線や適当な便が無い場合、経由する路線に選択肢がある場合などにスターアライアンス加盟航空会社も含めて旅程が提案されたりします。
これによってより広い選択肢の中から最適な便を調べたり予約したりすることできます。

マイレージ・プログラムの提携 

スターアライアンスのマイレージプログラムでは、各航空会社のフライトで獲得したマイルを共通で使用することができます。
ANAの国際線の利用者は、他のスターアライアンス加盟航空会社のフライトでもマイルを獲得することができます。
ユナイテッド航空やシンガポール航空に搭乗した分をANAマイレージクラブのマイルとして貯める事もできたりします。
あるいはANAに搭乗してユナイテッド航空のマイルを貯める事もできます。
但し両方で重複してマイルを貰うことはできません。

特典航空券の提携

ANAで貯めたマイルをスターアライアンス加盟航空会社の国際線特典航空券に交換することができます。
例えばANAが就航していない都市に渡航したい場合にスターアライアンス加盟航空会社が就航していれば解決してしまうかも知れません。
反対に他の加盟航空会社のマイルをANAの国際線特典航空券に交換する事もできます。

会員ステータスの連携

加盟航空会社でもステイタスが適用される

スターアライアンス加盟航空会社のマイレージプログラムで獲得した上級会員のステイタスは他の加盟航空会社でも同等レベルのステイスタスとして扱われます。
ANAのマイレージ・プログラムにはダイヤモンド、プラチナ、ブロンズという会員ステイタスがありますが、プラチナ以上の会員はスターアライアンスのゴールド会員、ブロンズ会員は同シルバー会員として扱われ、加盟航空会社で上級会員向けのサービスを受けることができます。

ラウンジの相互利用

会員ステイタスの適用に伴うサービスの1つではありますが、加盟航空会社のラウンジを利用できる会員ステイタスを持っているとスターアライアンス加盟航空会社のラウンジを利用できます。
海外渡航の際には大きな魅力となります。
ANAは日本の空港にはANAラウンジをはじめたくさんのビジネスラウンジ、ファーストクラスラウンジを抱えていますが、海外ではハワイなどごく一部の空港にしかラウンジを構えていません。
ところがANAの上級ステイタス会員がスターアライアンスの航空会社を使って搭乗する場合には、アライアンス各社のビジネスラウンジを利用することができます。
海外から日本に戻ってくる時などに現地のビジネスラウンジを利用できるのはとても魅力的で、旅行を格段に快適なものにしてくれます。

上級会員もラウンジも夢物語ではありません

上級会員のステータスやビジネスラウンジの利用などはそれこそお金持ちの話で庶民には関係ないと思っている人も多いと思いますが、本サイトのタイトル「100,000マイル倶楽部」のように10万マイル単位でマイルが手に入ったらどうでしょう。
現実的な問題として考える事になる筈です。
そしてそれは実現可能なんです。
だからこそ是非アライアンスにも興味を持って欲しいのです。

スターアライアンス以外の提携航空会社

ANAにはスターアライアンス以外にもANAが独自に提携している航空会社があります。
ANAのマイルを提携航空会社の特典航空券に交換するなどのサービスが利用できます。
2023年9月時点の提携航空会社(アライアンス外)は以下の通りです。

エティハド航空
ヴァージンアトランティック航空
ヴァージンオーストラリア航空
ベトナム航空
エアドロミティ航空
マカオ航空
ユーロウイングス
ガルーダ・インドネシア航空
ジャーマンウイングス
ジェットエアウェイズ
オリンピック航空
フィリピン航空

マイレージ制度のギャップを突く

マイルの相互利用はできますが、マイレージ制度は同じではありません。
各航空会社は独自のマイレージプログラムを展開しており、そこにはギャップ(違い)が存在します。
マイル上級編としてそうしたギャップを使ってマイルを効率よく貯めたり使ったりする方法もあります。
この辺については別の記事で紹介します。

まとめ

ANAが加盟しているスターアライアンスは世界最大の航空アライアンスです。
加盟航空会社が多く、カバーしている路線も多いので、海外に行くようになると利用する機会も出てくるかも知れません。
効率よくマイルを貯める、使うためにもどんな航空会社があるかだけでも知っておくと良いと思います。
きっと旅行の可能性を拡げてくれますよ。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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