敢えて羽田を避ける手も!?
成田空港へのアクセスで利用される人も多い、京成電鉄のスカイライナーが割引価格で利用できる「夏旅応援! ライナーでGo!キャンペーン!!」が始まりました。
夏休みに帰省や国内旅行を考えている方も少なくないと思いますが、空港までの交通費を含めて考えて、敢えて成田発着の行程を考える方法も浮上してきました。
実は成田空港からも国内各地に飛行機が飛んでいますので、羽田空港よりもお得で便利な旅行が見つかるかも知れません。
今回は京成電鉄スカイライナーのキャンペーンを紹介します。
京成スカイライナー
京成電鉄のスカイライナーは京成上野駅から日暮里駅を経由して成田空港までを約51分で結ぶ特急列車です。
私鉄の場合、特急といっても特急料金が掛からないことが少なくないですが、スカイライナーの場合は運賃に加えて特急料金が発生します。
京成上野駅ー成田空港駅の場合、運賃1,270円に対して別に特急料金が1,250円掛かります。
往復で約5,000円掛かってくるとなると、決して少なくはない出費ですよね。
夏旅応援! ライナーでGo!キャンペーン!!
そうしたスカイライナーについて、京成電鉄では「夏旅応援! ライナーでGo!キャンペーン!!」という割引キャンペーンを2020年7月1日から8月31日まで実施しています。
成田空港発着の航空便を利用する人を対象に、特急券(スカイライナー券)の価格が片道最大750円割引になるというとても魅力的な内容です。
スカイライナーの特急券(スカイライナー券)購入時にeチケットの控えや旅程表などを提示すると、京成上野や日暮里駅から成田空港(空港第2ビル含む)までの通常1,250円の特急券が500円になるというものです。
青砥駅と空港間の特急券も500円で買うことができます。
割引で特急券を購入できるのは、京成上野駅、日暮里駅、空港第2ビル駅、成田空港駅、成田空港ターミナル内の乗車券販売カウンター、青砥駅下りホームとなっています。
成田空港行きの特急券は、成田空港を出発する前日か当日に利用できます。
京成上野、日暮里、青砥行きの特急券は、空港に到着する当日か到着翌日に利用することができます。
スカイライナーを使って旅行に行くことを考えている人にとっては使わない手は無いですよね。
他のルートを使って空港に行くことを考えていた人にとっても検討対象になってくると思います。
あるいは羽田空港を辞めて、敢えて成田空港発着便で旅行に行くことも考えられるかも知れません。
それだけの魅力を秘めた割引キャンペーンなのです。
●企画名称 夏旅応援! ライナーでGo!キャンペーン!!
●販売期間 2020年7月1日~2020年8月31日
●利用対象 成田空港発着の航空便を利用する人
●割引特典 特急券(スカイライナー券)価格が最大750円割引
実際の料金
お得の度合いが分かりにくいので実際のスカイライナーの料金を見てみましょう。
京成上野、日暮里かや空港第2ビル・成田空港までの料金は以下の通りです。
・スカイライナー券のみ
通常 1,250円⇒500円(750円OFF)
※小児 630円⇒500円(130円OFF)
・普通乗車券付きスカイライナー券
通常 2,520円⇒1,770円(750円OFF)
※小児1,270円⇒1,140円(130円OFF)
また青砥駅から空港第2ビル・成田空港までの料金は以下のようになります。
・スカイライナー券のみ
通常 1,000円⇒500円(500円OFF)
※小児 500円⇒割引無し
・普通乗車券付きスカイライナー券
通常 2,140円⇒1,770円(500円OFF)
※小児1,070円⇒割引無し
成田空港の国内線
成田国際空港は国際線路線のイメージが強い空港ですが、実際には国内線も多くの地域に路線が就航しています。
主な就航先を見ても、
中部(ANA)
関西(Peach、JetStarJapan/JAL/カンタス)
伊丹(ANA)
福岡(ANA、JetStarJapan/JAL/カンタス)
沖縄(ANA、Peach、JetStarJapan/JAL/カンタス)
石垣(Peach)
仙台(ANA)
千歳(Peach、JetStarJapan/JAL/カンタス)
など主要空港はほぼ全て網羅しており、その多くは1日に数便運行しています。
その他にも新潟、小松、広島、松山、長崎、鹿児島、奄美大島、宮古などにも定期便が飛んでおり、国内路線は想像以上に充実しています。
成田空港を使うメリット
充実した国内路線網を持っている成田空港ですが、成田のメリットはそれだけではありません。
成田発着便は羽田発着便に比べて価格の安い航空券が出やすい傾向があります。
成田空港はLCC(格安航空会社)の路線が多いこともありますが、限定料金、キャンペーン料金と言った形で格安の料金が出やすいのです。
それでもこれまでは折角安い航空券が出ていても、空港までのアクセスに費用が掛かって相殺されるということが少なからずありました。
アクセスに関しては格安の高速バスなどもありますが、国内線の飛行機は余裕を持って動く国際線以上に早く正確に空港に移動したいというニーズが強いので、特急列車の料金が高いのはやはりネックとなってきます。
今回の京成スカイライナーのキャンペーンのようにアクセスが格安でできるようになれば、成田発着の飛行機を選択するという選択肢も出てくる訳です。
まとめ
国際線路線の大幅な縮小によって成田国際空港は利用者が大きく落ち込み、寂しい状況にあります。
それでも航空会社各社の需要予測を見る限りでは、国内線については最悪期を脱して回復に向かうと考えられます。
成田空港もまずは国内線から立て直していくことになります。
そんなタイミングの中で、京成スカイライナーの割引キャンペーンは正に強力な後押しとなります。
成田空港に限ったことではありませんが、新型コロナにしっかり警戒をした上で、できる範囲で経済を回して行きたいですね。
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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