ANAマイル獲得の流れ
（2019.12.28.改定）
＊2019.12.27.ソラチカルートで大きな役割を持っていたLINEポイントからメトロポイントへの交換が終了しました。マイル戦略に一部影響が出ているため注意が必要です。
ポイントサイトを利用した「ANAマイルの貯め方」を解説します。
簡単にマイル獲得の流れを追うと、
①.ANAマイレージクラブに登録
②.ポイントサイトに登録
③.ポイントサイトでポイントを貯める。
④·『ANA TO ME CARD』を保有する
⑤.ポイントをこのカードを利用してANAマイルに交換する
となります。
これがANAマイラー達の間で密かに「ソラチカルート」と呼ばれている黄金ルートです。
ソラチカルートは、2018年4月に内容が一部改訂され、以前よりは効率は落ちましたが、今でも尚、強力なマイル獲得方法です。
カードを作らない人は④と⑤が無くなりますが、ソラチカルートに乗せると、マイルの貯まり方が断然変わってくるので、使える人は使うべきだと思います。
ところでANAマイルを貯める為には、ANAマイレージクラブ(AMC)への登録が必要です。
登録しないとそもそもマイルが付きません。
ANAマイレージクラブへの登録がまだの方はこちらを参考にして下さい。
ポイントサイトの最新状況
ポイントサイトは広告のクリックから買い物の利用、アンケート回答などなど様々なサービスを利用する事によってポイントを獲得できるサイトの事です。
一昔前には個人が運営しているポイントサイトや怪しげなサイトも数多くある、混沌とした状況でした。
ところがその後、短い期間の内にポイントサイトは整理と淘汰が急速に進み安心して利用できる環境になってきました。
上場企業が運営する様なポイントサイトも増えてきています。
注目すべきはポイントを獲得する手段の多様化と質量両面でのポイントサイトの充実ぶりです。
今ではこんな事でもポイントが貯まるんだ、こんなにポイントが貯まる方法もあるんだ、と驚く事がしばしば有ります。
正直な所、航空会社のマイルを貯める、貯めないに関係無く、ポイントサイをやらない手は無い、と言い切れるほど利用価値の有るものに育ってきています。
もちろん今でも怪しいポイントサイト、利用価値の余り無いポイントサイトと言うものは存在しますし、ネット上ですからセキュリティには気を付けなければいけません。
けれども既にしっかりした企業がきちんと運営しているポイントサイトも数多くあります。
ポイントサイトに関する情報は意外なほど少ないですが、きちんとした知識を持って上手に利用するならばこれほど役に立つサイトもありません。
ポイントサイトのポイントは現金をはじめ多様な商品やサービス、他のポイントなどに交換できます。
現金や商品券を目的にポイントサイトを利用するのも全く問題ありません。
ただ敢えて言うと、ポイントサイトのポイントの価値を最も有利に活用できる交換先の1つがANAのマイルなのです。
お薦めできるポイントサイトとお薦めする根拠、サイトの特徴と強み・弱み効率の良いポイントの貯め方、更には諸々の裏技など必要な情報は余す事なく解説していきます。
ポイントサイトをよく知らない、不安だと言う方でも安心して進んで下さい。
ポイントサイトとANA To-Me CARD(通称ソラチカカード)はANAマイラーにとっては最高の味方です。
現在のポイントサイトは慣れた人であれば数ヶ月間で数千円相当のポイントを獲得するのは全く難しくありません。
そしてソラチカカードがあれば獲得したポイントを最終的に
1ポイント(1円)＝0.81マイル
の高いレートでANAのマイルに交換する事ができます。
つまりポイントサイトを利用して、ソラチカカードを保有している方ならば、無理をしなくても数千マイルを獲得できると言う状況が既にあるのです。
数千マイル程度と思うかも知れませんが、東京から沖縄迄普通運賃を払って飛行機に搭乗しても、獲得できるマイルは往復で1,968マイルです。
割引料金なら更に獲得マイルは減ります。
東京と沖縄間の往復で獲得する程度のマイルなら殆ど勝手に貯まっててしまう、と言うのは中々凄い事では無いでしょうか。
そしてこの方法を、もう少し深めて効率良く実行して行くと、マイルはきっと加速度的に貯まって行くはずです。
少し乱暴な計算ですが、例えば有力なポイントサイトが10個有ったら、それだけで数千マイルが数万マイルになってしまうかも知れません。
実際にはポイントサイトの数をそこまで拡げなくてもマイル獲得は加速させられます。
「ソラチカルート」において、マイル交換の鍵となるカード、それが東京メトロがANAと提携して発行している『ANA To Me Card PASMO JCBカード(通称ソラチカカード)』となります。
空(ANA)と地下(東京メトロ)でソラチカカードです。
ソラチカではマイルは貯まらない!?
このソラチカカードを使ってどれ程マイルが貯まるのかというと実はそんなに貯まりませんw。
ソラチカカードの還元率は0.5%となっており、はっきり言って平凡そのものです。
特徴としてはカードに付いているPASMO機能を使って東京メトロに乗車すると東京メトロがTo Meカードに対して独自に設定しているメトロポイントが1乗車につき平日なら5ポイント、休日なら15ポイント貯まります。(定期券の場合は購入金額1,000円に付5ポイント)
メトロポイントが付くと言っても、そもそも東京メトロを日常的に使っていない人には余り恩恵がありません。
しかもメトロポイントは獲得した翌々年の3月迄の有効期限で、期限を過ぎると失効していまいます。
さらに言うとソラチカカードは有料カードであり、2,160円の年会費が掛かります。
そんなカードをお薦めするのは何といってもメトロポイントからANAのマイルへ抜群に高いレートで交換する事ができるからです。
一般的にANAやJALのマイルは1マイル=2円相当と評価される事が多く、クレジットカードやポイントサイトのポイントとマイルの交換レートも2円相当のポイント=1マイルあるいはそれ以下で設定されています。
なので通常クレジットカードのポイントは1円相当のポイント=0.5マイル程度のレートでANAやJALのマイルに交換する事ができます。
ポイントサイトの場合はもう少し交換レートが低い事が多いです。
仮に1マイルは2円相当の価値とすればポイントの価値が目減りしてしまう事になります。
但し別のポイントプログラムを経由させる事で1円相当のポイント-0.5マイレの水準にまでは引き上げられるものが多いです。
抜群の還元率
ところが『ソラチカカード』のメトロポイントは10ポイント=9マイルのレートでANAマイルに交換する事ができるのです。
そしてソラチカカードがあれば、ポイントサイトで獲得したポイントを最終的に1円相当のポイント=081マイルの非常に高いレートでANAのマイルに交換する事ができるのです。
「1ポイント=0.5マイル」と「1ポイント=0.81マイル」では差が分かりにくいかも知れませんが、率で言うと実に1.62倍もお得と言う事になります。
この高レートこそ『ソラチカルート』の最大のメリットです。
様々なポイントサイトのポイントをメトロポイントに交換・集約する事が出来ます。
※2018年4月1日より、殆どのポイントサ仆のポイントは直接ソラチカカードのメトロポイントに交換する事ができなくなってしまいました。
しかしながらLINEポイントなどのポイントプログラムを経由してメトロポイントに集約する事が可能です。
それを1円相当-0.81マイルのレートでANAマイルに交換できるのです。
一般的に言われる様に、1マイル=2円相当の価値だとすれば、交換する事によってポイントの価値が大きくなると言う事になります。
だからこそANAマイルを効率良く貯める為にはこの『ソラチカルート』がお薦めなのです。
上限が有る
但しこのルートには制約が有って、メトロポイントからANAマイルへの交換は月20,000ポイント( 18,000マイル)迄と上限が決まっています。
なのでソラチカルートを使ってANAマイルを貯める事ができるのは最大で年間216,000マイルです(正確には217,000マイル)。
ソラチカカードには年会費が2,160円(税込)掛かりますが、カード特典で入会時と毎年の更新時にANAマイルが1,000マイル貰えます。
1マイル=2円相当と考えると実質的な負担は160円です。A
NAマイルを貯めている人ならこの計算で考えても問題ないと思います。
毎年の1,000マイルが貰えるので正確なマイルの獲得上限は年間217,000マイルとなる訳です。
実質160円の負担に対して手に入る交換レートは強力です。
160円の費用ならそれこそあっと言う間に取り返せる筈です。
このサイトでは冗談でも何でも無く10万マイル超を目指す事をお薦めしているので、このレートの恩恵は絶大なものになります。
このルートは
●ポイントサイトの圧倒的なポイントの貯めやすさ。
●メトロポイントのポイント集約先としての間口の広さ
●メトロポイントからANAマイルへの交換レートの高さ。
によって成立しています。
ただ気を付けなければいけないのはこの交換レートはカード側の都合で変更されるリスクが有ると言う事です。
他の提携カードと同じ様に1円相当のポイント＝0.5マイルのレートに交換レートを切り下げられてしまう可能性はゼロでは有りません。
その意味では早めにソラチカルートを開設してマイルをどんどん貯めていった方が良いのかなとも思います。
ソラチカルートの２つの弱点
ところでこのソラチカル-トを利用する方法には2つのネックポイントが有ります。
1つはマイル獲得までに時間が掛かる事、もう1つは解説した様に交換できるポイントに上限が有って月20,000ポイント(18,000マイル)迄しかマイルに交換できない事です。
とはいえそれは年間最大216,000マイル、 10万マイルどころか20万マイル倶楽部の世界です。
当面のマイルを貯めるには十分過ぎる話ですよね。
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