実は成田空港より便利かも!?茨城空港の利便性を見逃すな!

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東京の人でも利用価値があるらしい

首都圏から旅行に行く場合あるいは地方から東京・首都圏に行く場合に、羽田空港や成田港の利用を考える人は多いと思います。
どちらも日本を代表する空港であり、飛行機での移動を考えるのであれば他の選択肢は無い様にも思えます。
ところがそこに、こっそりと異議の手を挙げる空港が存在します。
それが今回紹介する茨城空港です。
空港通の中には「首都圏最強の空港!?」との評価をする人までいる空港なのです。
実は東京にいる人や、東京に行こうとする人にとっても利用価値のある空港なのです。 ちょっと知っておくだけで、飛行機利用の可能性を拡げてくれるかも知れません。
そんな茨城空港の魅力について紹介します。

茨城空港

茨城空港は茨城県小美玉市に位置する、2010年に開業した比較的新しい空港です。
元々この地域に在った航空自衛隊の百里基地にある「百里飛行場」を民間と共同利用する形で運用されています。

●空港名称 茨城空港
●空港所在 茨城県小美玉市
●空港開港 2010年3月

就航絵路線は意外に多い

茨城空港の国内線はスカイマークが以下の路線に定期便を就航しています。

●茨城ー福岡
●茨城一神戸(1日3往復)
●茨城一札幌(1日2往復)
●茨城一那覇

また国際線の定期便としては春秋航空とタイガーエア台湾が就航しています。

●茨城ー上海(月・金・土・日)
●茨城ー西安(火・木・土・日)
●茨城一台北(木・日)

但し2020年2月現在では、中国本土の路線は新型肺炎ウィルスの影響を受けて運休となっています。
また茨城空港では定期便以外にも、国内・国外のチャーター便が数多く運行しています。
2020年の2月~3月だけでも、茨城から静岡、広島、富山、奄美大島などさまざまな場所に飛行機が飛んでいます。
想像以上に多くの路線に飛行機が飛んでいる空港だと言えます。

比較にならない空港

とは言え2018年度の空港別旅客数ランキングで言うと、羽田空港が第1位(約8569万人)、成田空港が第2位(約4123万人)と1位、2位を占めているのに対し、茨城空港は第38位(約73万人)となっています。
実際の所、釧路空港や佐賀空港よりも低い順位となっています。
羽田、成田の2大空港とは規模の面では比較にならない差が付いています。
※国土交通省発表 平成30年度空港別順位表による。
それでもこの茨城空港は羽田や成田ほどの巨大空港でさえ持ちえない、非常に多くの魅力を持っています。
上手に利用すれば羽田空港や成田空港よりも便利な存在になり得るのです。

茨城空港のメリット

では茨城空港には一体どの様なメリットがあるのでしょうか。
主なメリットとしては、

●搭乗手続きが楽
●空港使用料が安い
●駐車場が無料
●お得な高速バス
●お得過ぎるレンタカー制度
●IBR搭乗ポイントキャンペーン

などがあげられます。

搭乗手続きが楽

まず空港内の移動が短くて楽と言うのは茨城空港の大きなメリットです。
羽田空港や成田空港の場合、もっとも遠い搭乗口だとチェックインカウンターから500メートル以上も歩くハメになる場合があります。
その上、空港を利用する人数も多いので搭乗手続きにも時間が掛かります。
これに対し茨城空港は、何せコンパクトな空港なのでチェックインカウンターから搭乗口 まで数十メートルで到達します。
高齢の方や小さい子供を連れている方などにも使いやすいですよね。

空港使用料が安い

茨城空港の特に国際線については、空港関連諸費用が安い事も隠れたメリットとなっています。
海外旅行の場合、費用としては航空運賃の他に、

●燃料サーチャージ
●旅客取扱施設利用料(PSFC)
●海外空港諸税

と言った費用が掛かります。
この内、旅客取扱施設利用料(PSFC)については利用する空港によって費用が大きく変わります。
茨城空港の旅客取扱施設使用料は

●羽田空港に比べて2,050円お得
●成田空港(旅客保安サービス料を含む)に比べて2,090円お得

となっています(茨城空港調べによる)。

駐車場が無料

羽田空港や成田空港では到底考えられない事ですが、茨城空港では駐車場がなんと無料です。
それも当日の駐車場利用だけではありません。
14日間以内であれば特に何も届け出なくても無料で車を駐車できます。
期間が14日もあれば大概の旅行は行って帰って来れますよね。
因みに14日以上であっても、事前に「長期駐車申請書」を管理事務所まで提出すれば駐車しておく事は可能です。
何とも太っ腹なこの駐車場があるので、車がある方は空港まで車で行って、そのまま飛行機に乗って旅行に行くと言う事ができてしまうのです。
ゴルフやサーフボードなど大きな荷物を持って動く人はとても便利ですよね。
茨城空港ではターミナルビルの正面に第一・第二駐車場があり、別に第三駐車場があります。
第一、第二駐車場については搭乗者と送迎者専用の駐車場となっていますが、第三駐車場には見学者も含めて空港を利用する全般の方が停める事ができます。

第一駐車場(搭乗者・送迎者専用)

●駐車台数 682台
●駐車時間 5:30~22:00

第二駐車場(搭乗者・送迎者専用)

●駐車台数 636台
●駐車時間 5:30~22:00

第三駐車場

●駐車台数 約1,800台
●駐車時間 5:30~22:00

臨時駐車場

●駐車台数 約500台
●駐車時間 5:30~22:00

お得な高速バス

茨城空港からは水戸やつくばなど県内各方面のバスの他に、東京駅への直通バスも運営されています。
茨城空港の飛行機を利用する場合、東京駅一茨城空港間の直行バスをワンコイン (500円)で利用できます。
成田空港よりも圧倒的に安く、都心にアクセスできる方法がある訳です。
但しこのワンコインバスの制度自体は2020年4月に見直される方向です。
この制度が廃止されると、料金は飛行機を利用しない人と同じ1,530円になります。
直行連絡バスは事前予約制ですが、予約していなくても当日空席があれば利用する事ができます。

お得過ぎるレンタカー制度

利用する人にとってはワンコインバス以上にお得度が大きいと言えるのが「1,000円レンタカープラスキャンペーン」です。
このキャンペーンは2019年4月1日から2020年3月31日までの期間で実施されています。
茨城空港到着便を利用した人が茨城県内で1泊以上する場合、到着当日に借りたレンタカーの基本料金(24時間分)が”1,000円”になると言うものです。
レンタカーは到着当日にトヨタレンタリース茨城空港店で借りる事が条件ですが、茨城県内の店舗での乗り捨てる場合には追加料金が掛かりません。
県内と言っても守谷市やつくば市辺りになると都心にもぐっと近い場所になります。
茨城の泊まっても良さそうな場所で一泊する行程を組めるのであれば、24時間ドライブを格安で楽しむと言うのも楽しいかと思います。
キャンペーンの利用にはトヨタレンタカー公式ホームページでの予約が必要になります。

IBR搭乗ポイントキャンペーン

茨城空港では「IBR搭乗ポイントキャンペーン2019」も実施中です。
このキャンペーンは2018年10月からやっていて、2020年3月20日搭乗分までを対象 にしています。
茨城空港発着の飛行機を利用すると、1回分の搭乗券(半券)につきIBRポイントが1ポイント貰えます。
このポイントを貯めて貰える特典が魅力的なのです。
IBRポイントを10ポイント集めると

●1万円のキャッシュバック
●空港ビルテナントと空のえき「そ・ら・ら」の共通利用券 2,000円分

が両方貰えます(2020.02.現在)。
実は札幌線(SKY790便、795便)、那覇便 ソウル便、台北便の搭乗券は期間限定で1枚で2ポイントとなっています。
意識して茨城空港を使うと、割と容易に10ポイント貯められる仕組みになっているのです。
このキャンペーンが4月以降も継続されるかどうかはまだ発表されていません。

茨城空港のデメリット

一方、茨城空港のデメリットとしてはどの様な項目があるのでしょうか。
主なデメリットとしては、

●路線数・便数が少ない
●鉄道移動ができない
●東京にやってきた感が無い

などがあげられます。

路線数・便数が少ない

意外に路線が多いと言っても、日本の1位、2位の空港と比べられてしまうと路線の少なさは明らかです。
汎用性が無いからこそ色々な特典を付けている訳で、そこは割り切って茨城空港を使える時には利用すると言うスタンスで見てあげましょう。

鉄道移動ができない

これも羽田、成田と比べて茨城空港が大きく見劣りする点です。
そもそも茨城空港の周辺地域は完全な車社会で鉄道がそれほど充実していません。
今後、鉄道が延伸される可能性も低いと言わざるを得ません。
その代りに高速のインターなど道路環境は力を入れて整備されています。

東京にやってきた感が無い

茨城空港のある小美玉市は県内でも田舎の地域です(小美玉の皆さん、ごめんなさい)。
その為飛行機を降りても東京感は一切ありません。
東京と言う大都会にきてワクワクしたい、と言う方には空港ではその期待に応えられない と言う空港ではあります。

東京北空港に変わる!?

2020年2月、茨城県議会で茨城空港の愛称を「東京北空港」や「東京茨城空港」にしてはどうかと言う提案が出されました。
茨城県では有識者による会議を化て判断する考えを示しています。
東京を入れた方が良いものなのでしょうかね。
経緯を見守りたいと思います。

まとめ

茨城空港は目立たないですがとても利用価値の高い空港です。
空港ができた時から採算化するのは難しいのでは?と否定的な声も多かった中で、着実に旅客数を増やし、採算性を向上させている空港でもあります。
黙っていても利用させる羽田や成田と違って、さまざまなチャレンジを繰り返している所は応援したい気持ちになります。
もし旅行や規制の際に茨城空港を使う事もできそうであれば、他の手段とどちらが魅力的か比較してみてはいかがでしょうか。
案外、茨城空港がお得な事が多いかも知れませんよ。
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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